DARKER THAN BLACK #16「裏切りの記憶は、琥珀色の微笑み…(後編)」

アンバーは完全な時間操作能力だったか。過去や未来への時空移動もできれば時間停止状態での移動もでき、任意の対象への能力拡張適用と、何でも可能。「支払える対価に限りがある」ってのは、安直に考えるなら寿命という気がするけど、それだと強制徴収になってしまって、「心理的拘束」に過ぎない他の契約者とは異質だな。公式設定によると「対価」は純粋に「心理的拘束」ということだし。いずれにしろ、アンバーの最期はこの「対価」絡みになる気がするな。
アンバーの組織はどうも契約者のための理想世界を作ろうとしてるような印象だけど、そんな組織にマオVI-952ウェイが参加してたのは意外だったな。もっと凶悪なだけの人間かと思ってたのに。しかしその一方で、アンバー自身がどこに最終目標を置いているのかは曖昧。黒にマジ惚れしてるアンバーが、自分のためだけに事を起こそうとしてるとは思えないんだが。
そんなアンバーを愛して、黒に嫉妬するマキ。哀れにもノーベンバー11に殺されてしまったけど、こいつの能力は強すぎる気がする。「手で触れたことのある部分を爆破する」というだけでも不可視な点でかなり強力なのに、見た限り爆破箇所の数や接触後の経過時間による不発も制限が緩いみたいだ。威力も高いし。それでいて対価が「熱いミルクを飲むこと」?これじゃルイの(ry
そんなマキの見えない手跡を見抜けるMI-6のジュライ。何者なのかよく分からなくなったな。「糸を付けている」という発言からドールであると予想されるけど、マキのトラップを見抜けるのはどういうわけだ。銀と同じでやや特殊な観測霊なのか。
ところで、ノーベンバー11が未咲にジュライを託すってのは、ベタだけど好きな演出だな。ちょっと軽そうだけど有能で実はシリアスな色男と、その男に対してツンデレ気味な女が、実は内心信頼しあってるっつー構図が。