コードギアスR2 #02「日本独立計画」

第1話といい、前作とのオーバーラップを楽しめるように作ってある。
しかし、オーバーラップさせながらもところどころに違いが見えてくるというその演出が面白い。ルルーシュはかなり成長した。カレンも成長した。微妙な違いだけど、細かいセリフとかに現れてるんだよな。
ただ、悪党とは言え人をプチッと潰しておいて、「ハハハハハ！」はねぇよな。夕方なのに。子供見てるのに。それも含めてルルーシュなんだけど。今時の子供なら大丈夫なのかな。
ロロのギアスとかミレイ達の記憶とか、色々と謎が多いけど、それは追々明かされるだろうと思う。谷口もそう言ってたし。
謎と言えば、神根島からの展開は、あっさりしてるけどなるほどなという形ではあった。よく考えれば、皇帝にとってルルーシュなんて大した存在じゃないかもしれない。仮にエリア11での革命が成功したとしても、神根島の遺跡以外はどうでも良さそうだし、ルルーシュが皇帝の目的に関して重要な位置にあるなんて誰も言ってないし。
ギアスに関する存在という意味で、皇帝にとってはルルーシュなんかよりC.C.の方が遥かに大事。記憶改竄が可能で、しかも仮に記憶が戻ったとしても大した脅威でない人間ならば、C.C.捕獲の囮にするのも納得がいく。スザクとしても、ルルーシュを差し出すことでラウンズの地位を得るという目的が達成できたわけだから、皇帝がルルーシュをどう扱おうが何も言えない。
スザクはスザクで、行動に芯が座ったというか、ユフィの意志を継いで内部改革進めるという目的のために、やれること何でもやる感じになってきた。友達を売って出世するのか！って言われてたけど、ルルーシュがそういうこと言える立場じゃないし、客観的に見たら、稀代のテロリストを捕らえて出世させてもらうなんて、これ以上ないくらい正しい過程を踏んでるしな。

コードギアスの良さは何と言ってもテンポの良さ。このサクサクと進んでいく感じがまた2クール続くと思うと、楽しみ。
今期は、メカのマクロスF、演技の紅、総合力のコードギアスって感じだな。