LlamaとAutomateIt

Androidのアプリの話。
無料自動化アプリとして有名なLlama - Location ProfilesAutomateItをどちらも使ってみた。
どちらも素晴らしいアプリではあるが、一長一短なのでそれぞれの差異をメモしておく。

条件・動作の設定

トリガー(条件)とアクション(動作)を選択するという基本的な設定方法はほぼ同じ。
ただし、Llamaがそれぞれ複数指定できるのに対し、AutomateItは1つずつしか指定できず、Llamaなら1個の設定でできることをAutomateItでは複数に分けなければいけないことがある。
もっとも、AutomateItには缶コーヒー1本分以下の値段で買える有料版が存在し、それを利用すると複数のトリガーとアクションを設定できる上、トリガーはANDとORを使い分けて複雑な条件を設定できる。Llamaは基本的にANDにしかならないので、有料版前提ならAutomateItの方が優秀と言えそう。

条件・動作の選択肢

選べる条件・動作にも多少違いがある。
その中で重要だと思ったのは、トリガーに「アクティブなアプリ」という項目があるかどうか。これは、AutomateItにはあるが、Llamaにはない(動作の方にアプリの起動はあるが)。
これで何が違ってくるかというと、「ブラウザを開いたら自動でWi-Fi接続する」とか「ホーム以外のアプリを開いている時は消灯時間を長めにする」といったことができるかどうか。
これができると地味に便利なのだが、Llamaにはできない。ただ、Llamaは以前はアクションの方でもアプリ起動ができなかったようなので、今後トリガーの方にも実装される可能性はある。

時間設定の方法

トリガーとして時間を指定する場合、Llamaは時間帯、つまり開始時刻と終了時刻を指定する。
一方AutomateItは、実行時刻のみを指定する。
これは場合によってどちらがいいとも言えないので、分かりやすい方を選べばいい。

位置情報の取得

どちらも、現在位置をトリガーとして選択できるが、Llamaのいいところは、基地局の電波を基準にして大雑把な位置把握をしてくれ、GPSWi-Fiを使わなくて済むので、省電力を実現できるところ。
AutomateItは、GPSWi-FiをONにしないと現在地を判断してくれず、ちょっと残念。
ただ、Llamaが実際に現場で電波を拾って覚えさせないといけないのに対して、AutomateItは住所を入力するとGoogle Mapで表示してくれ、どの範囲まで認識してくれるかを視覚化してくれる。

UI

UIについてはAutomateIt方が分かりやすいし簡単。
なお、どちらも日本語に対応していない。