ブラック・ブレット #02「狂気の仮面」

なるほどつまり、この世界では実質的に政府は消滅してて、謎の知識・技術を有する金持ちが牛耳ってるわけね。
呪われた子供達は必然的に母親がガストレアウイルスで死んでいるわけだから、社会的弱者になるのは分かる。しかし、都市防衛の要なのにここまで放置・放任されてるのはどうなんだろう。戦力としても研究対象としても1人でも多く必要だし、野に放てば危険な力を有している上いずれは化け物になりかねないわけだから、徹底的に探索して保護矯正しようとするんじゃなかろうか。今は10歳だから微妙だけど、もうちょっとしたら、呪われた子供達に子供を産ませることで、呪われた子供達を量産できそう。そうしたら、その子供達を従えて超人軍団を作り、小規模な街くらい簡単に制圧できるだろう。それを考えたら、やっぱり「長老」みたいな人間がいることを許容してはいけないわな。超人軍団は作れないとしても、外周区の子供にいらん思想を吹き込んで都市防衛をボイコットさせたら、それだけで街は困る。仮面の男も、そういう地道な活動から始めたらいいと思う。
新法案で人権をどうこうって描写もあったけど、それもまた妙な話で、既存の法をちゃんと履践してれば人権侵害が起こるはずもなく、じゃあその新法ってどういう内容なのって話。法が順守されないことが問題なのに、それを立法で解決できるわけがない。
あと、人間離れした膂力を持ってて化け物を瞬殺できる力があるのに、どうして警官2人程度を倒せないんだろう…。ウイルスの進行度とかで性能に違いがあるんだろうか。子供達の不遇を中心に据えるんだったら、もうちょっと練り込みがほしい。