アニメ調査::第33回2014夏

好景気の影響か、分割2クールが目立つ。
今期終了作品は、すごく面白いと思えるものが少ない反面、すごくつまらなそうだったのに始まってみると意外とまともだったものも多かった。
A評価以上が蟲師しかなかったのは残念と言わざるをえないが、好景気が本格的に影響してくるのはこれからだと思われるので、今後に期待。


2014夏調査(2014/4-6月期、終了アニメ、35+5作品)

01,ニセコイ,x
02,蟲師 続章,A
03,弱虫ペダル,B
04,神々の悪戯,F
05,監督不行届,x

06,悪魔のリドル,B
07,星刻の竜騎士,E
08,棺姫のチャイカ,C
09,シドニアの騎士,B
10,一週間フレンズ。,C

11,ラブライブ! 第2期,C
12,ブラック・ブレット,C
13,犬神さんと猫山さん,F
14,僕らはみんな河合荘,C
15,龍ヶ嬢七々々の埋蔵金,D

16,それでも世界は美しい,B
17,極黒のブリュンヒルデ,C
18,ブレイドアンドソウル,C
19,ノブナガ・ザ・フール,C
20,デート・ア・ライブII,E

21,ソウルイーターノット!,B
22,健全ロボ ダイミダラー,E
23,ご注文はうさぎですか?,C
24,金色のコルダ Blue Sky,D
25,ノーゲーム・ノーライフ,B

26,メカクシティアクターズ,C
27,風雲維新ダイショーグン,D
28,ピンポン THE ANIMATION,B
29,彼女がフラグをおられたら,E
30,selector infected WIXOSS,B

31,おしりかじり虫 第2シリーズ,x
32,マンガ家さんとアシスタントさんと,C
33,ぷちます!! プチプチ・アイドルマスター,x
34,召ませロードス島戦記 それっておいしいの?,F
35,エスカ&ロジーのアトリエ 黄昏の空の錬金術士,C

36,史上最強の弟子ケンイチ 闇の襲撃 (TV初放送),x
37,となりの関くん (ネット配信分14-21話),x
38,霧くまs (蒼き鋼のアルペジオ),x
39,ブレイクブレイド (再構成版),B
40,GJ部@ (特番),x

[A]蟲師 続章

最安定。ギンコの必要以上に他人の事情に立ち入らないスタンスが徹底されていたのが素晴らしい。

[B]弱虫ペダル

スポーツものの王道。大会のルールとか戦略とかが、演出上やむを得ないとはいえ結構無茶苦茶だったのが残念。

[B]悪魔のリドル

意外にも面白かった。毎回特色のある暗殺者を順に倒していくという形式が先にあったので、大きく崩れることもなかった。最終回でどいつもこいつも生き返ってたのには萎えたが。

[E]星刻の竜騎士

ただつまらないだけでなく、竜や竜騎士の設定すらすっかり置き去りにしていて、どうしようもなかった。

[C]棺姫のチャイカ

分割2クールが前提だから何とも言えないが、総じて話が冗長。全体のストーリーを引っ張っているのに個別の話が盛り上がりに欠けるので、退屈感が否めなかった。

[B]シドニアの騎士

人物の配置と数が秀逸。主人公の窮地を手早く切り上げたのがよかった。

[C]一週間フレンズ。

完全な出落ちアニメ。第1話で8割終了していた。

[C]ラブライブ! 第2期

完全な蛇足と言わざるをえない。
メンバー内での結束やらキャラの掘り下げといった内向きの話は第1期で十分だった。第2期はラブライブ優勝という外向きの主題が示されていたのに、肝心のラブライブの内容はなおざりにされ、ライバルグループの扱いは酷いし大会の状況はほぼ描かず、気がついたら優勝した上優勝決定前からアンコールとかいう意味不明な展開。かなり残念。

[C]ブラック・ブレット

設定の説明で満足しちゃった感じの強い作品だった。
差別にも外敵にも全く解決策を示さないままで中途半端だし、肝心の設定の方も詰められてない印象が強い。

[B]それでも世界は美しい

清く正しいファンタジー。ここまで使い古されたラブロマンスものを今やるというだけで、十分な価値があった。

[C]極黒のブリュンヒルデ

何を言っているんだこいつは?的な場面がビシバシ出てきて逆にすごい。設定に突っ込み始めたらまともに視聴できない。
それでも何とか見られたのは、やはり能力バトルものテイストのおかげか。死んだと思ったら生きてましたー的な最終回は微妙。

[C]ブレイドアンドソウル

全くもってわけがわからないまま進んでそのまま終わってしまったけど、意外と見られた。

[C]ノブナガ・ザ・フール

「また歴史上の人物の美化作品かよ」と思ってたら、メカ要素もあるしストーリーがそこそこしっかりしてて意外と面白かった。

[B]ソウルイーターノット!

最後まで前作との関係性が不明だったが、主人公たちのキャッキャウフフが多くて楽しめた。前作と違い、間延びせずメリハリが利いていた。

[B]ノーゲーム・ノーライフ

ゲームに関する部分は、十の誓約についても個別のゲーム内容についてもそれに対する講釈についても酷いものだった。設定も展開も破綻しすぎていて、これを頭脳戦・心理戦として見たらゴミ以下。
けど、毎回ゲームを通してサクサク状況を進展させていき、最終的に中位種族1つを落としたところで終わらせるテンポとキリの良さは、なかなかに秀逸。
このまま続けるとグダグダになりそうなので、2期はない方がいいと思う。

[C]メカクシティアクターズ

相変わらず演出が気持ち悪い。
話がありきたりだったのはいいとして、視点が定まってない上にメカクシ団内での繋がりが薄っぺらなまま話が進行しているので、最後まで全く感情的な盛り上がりがなかった。

[B]selector infected WIXOSS

絶妙なドロドロ具合が面白い。
分割2クールでセレクターの真相を先送りにするなら、カードゲームの方の説明ももう少し詳しく入れてほしかった。