エル・カザド #01「逃げる女」
真下っぽさ全開だなぁ。NOIRもMADLAXもそうだったけど、今時の「萌え」とかそういうのからちょっと離れて、少し前の深夜な感じが落ち着いてて心地いい。初回だからかガンアクションはやや控えめだったけど、MADLAX並の爽快ガンアクションをやってくれることを楽しみにしてるぜ。
そして梶浦由記の音楽はやっぱりいいわ。このリズムに乗って少女がパワーアップすると、ガンアクションの魅力が数割増になるんだよなぁ。作品に合わせて曲のイメージをしっかり作り上げていく姿勢には毎度のことながら感服する。
しかし、何と言っても魅力はコト姉伊藤静の役者っぷりだな。今まで主役の隣で地味に名演を繰り返してきたけど、今回のナディ役には感動すら覚えた。相変わらず面倒見のいいお姉さんな役柄だけど、セリフ回しがホントにうまいわ。占い師のお婆さんとの会話とか、微妙な抑揚、トーンの上げ下げ、間の置き方などなど、どれも絶妙。俺の中で伊藤静の株が更に上がったわ。
これも、ややマイナーな上に情報蓄積型な作品だから用語集グループ作りたくなった。いやいや、作らないけど!