福井晴敏::Twelve Y.O.

Twelve Y.O. (講談社文庫)

Twelve Y.O. (講談社文庫)

長かったですが、ようやく読み終わりました。
過激派テロリストの論理がひたすら並んでいるあたりはあまり共感できませんでしたが、結構しっかりまとまっていたと思います。
日米の軍を動かして、最強のウイルスやら兵器を持ち出すという大風呂敷の割には、破綻もあまり無いですし。
ただ、メインの視点と思われる平以外のキャラについては、あまり感情移入ができませんでした。
しかも、あとがきを読むと、ストーリー的には『川の深さは』という前作に近いものがあるらしく、読む順番を間違えたような気もします。
つーわけで、既に買ってある『キノの旅Ⅷ』を読んだら、次は『川の深さは』に行きます。