ゾイドジェネシス #17「怒り」

ゾイドがやけに面白いんですが。
無敵団のやり方に不安を覚えながらも、放っておけないルージとガラガ。二人ともディガルドに立ち向かおうとして自分の無力さを痛感したという伏線があるので、その辺の心情も理解しやすくなってます。目標は同じ。やり方は少し間違っている気がするけど、かと言って自分にもどういうやり方がいいのか分からないという悩みがあるから、結局そのまま手伝うしかない。
で、案の定ディガルドの罠にハマる無敵団とルージ、ガラガ。そして早速のテン爆死。嘘だろー!?そんな、いきなり殺しちゃうわけ!?それに続いて、ア・カンを助けたムゥ、生身でバイオラプターに立ち向かったサイコ、ガラガを助けたゴトシがことごとくやられます。マジか。全滅コース直行ですよ、これ。ルージが火山の火口っぽい穴に落ちると、ムゥも爆発炎上…。


何このシビアな展開。


無敵団とルージを全員殺されたと思ったガラガはぶち切れ、ついに謎だったデッドリー・コングの左腕包帯を取り去ります。中から出てきたのは、メタルZi武器。なんと、これが出た瞬間から圧倒的な強さを誇り、あっという間にバイオラプターを倒していきます。腕のまわりにメタルZiの刃が放射状についてるだけなんですが、何故か強いのです。で、逃げまどうディガルドに対しても容赦なく追撃。そこへ、ルージが戻ってきます。
逃げる相手に攻撃するガラガを制止しようとするルージ。ところがそのルージを攻撃。ガラガ曰く、左腕の武器を解放すると燃料切れか周囲のゾイドを殲滅するまで止まらないという事。つまり、強制自動操縦に切り替わるわけですな。だから強くなったのか。操縦者に縛られずゾイド自身がその性能を100%発揮できるという事なら、なるほど強いはずです。そんなデッドリー・コングに対し、コクピットから出たルージが命がけの説得。それに答えたのか、ギリギリでデッドリー・コングが止まります。この辺は、ゾイドが生きた機械であるとか、野良ゾイドがいるという設定からして不合理ではないでしょうな。
無敵団を守れなかった事を悔いる二人は、進むべき道を示してくれる者が必要だと実感し、ラ・カン達との合流を急ぐ…



…あれ?



無敵団生きてた…。
普通にあっさり全員起き出してきました。え?あれ?何これ。子供に見せらんないようなシビアな展開じゃなかったの?…あ、あはははは。そうですか、こういうオチですか。完全に騙されましたよ。死に際がアッサリしすぎてるのも、あっけない死を強調するためだと思ってましたが、復活の伏線だったのですね…。
ま、あんまり最初から殺しまくるよりこっちの方が好きですけどね。日曜の朝からそんなきっついアニメ見たくないし(笑)。


次回、早くも「合流」と。どうやら今回のパーティー分岐イベントは、ルージとガラガに指導者が必要だということを確認させるためのものだったようです。