ゾイドジェネシス #49「決戦」
ラ・カンの消息不明を受け、ルージが討伐軍の暫定指揮官になります。
ザイリンはゼ・ルフトに入り部下やプロメの治療。さり気なくルネ再登場ですね。
ED画で一緒にいる女の子はいまだ出番無し。(´・ω・`)ガッカリ・・・
ルージは、ラ・カンのMIAによる兵達の動揺を抑え、かつ自分を指揮官として認めてもらうため、涙をこらえて頼りになるところをアピールして回ります。いくらエースパイロットとは言え、数万の兵を率いる指揮官に子供がなるというのは簡単じゃない、という演出。時間が無いのであまり細かくはやらないみたいですが。
何だかんだでやっぱりまだ子供ですからね。尊敬するラ・カンを失ったらやっぱつらいでしょう。というわけで誰もいないところで、ガラガに抱え上げられ声を殺し泣くルージ。
バイオ粒子砲で街を潰しながらトラフに侵攻してくるジーン。全軍をもって迎え撃つ討伐軍。決戦前夜、ラ・カンを思い佇むミィを見つけるルージ。
ミィ「伯父様…。」
ルージ「ラ・カンなら、きっと無事だよ。」
ミィ「!…当たり前でしょ!分かり切ったこと言わないでよ!」
ルージ「ご、ごめん…。」
ミィ「簡単に謝らないで。あなた指揮官でしょ!?…伯父様がいない間の、代理だけど…。」
ルージ「うん。……!?(ミィの頬をつたう涙を見て)ミィ…。」
ミィ「でも…もし…このまま、伯父様が戻ってこなかったら…あたし…あたし…!」
ルージ「大丈夫。きっと、全てうまくいくよ。(ミィの肩を抱いて)何も、心配は要らないよ。」
ミィ「そうね、あなた運だけはいいから。」
ルージ「うん。」
ミィ「あなたのこと伯父様だと思って、最後まで、守り抜くわ。」
ものすごい輝き方だな、ミィの瞳と涙w
このシーン、ミィの方はともかく、ルージには全く全然恋愛感情とかが見えないのが、すごく微妙なさじ加減で素敵な感じですね。
しかし、いつも思っていたことですが、何があっても驕らず、人を思いやり、冷静に物事を見るルージの完璧ぶりは、すごいものがありますね。村長の長男として責任感と指導力を培いながら育った反面、小型ゾイドすら操縦できないというコンプレックスを持ち続けていたわけですから、納得はできますけどね。
翌朝、出陣を前にルージの挨拶。
戦いが終わったらミロード村に帰り、討伐軍のほとんどの人とは二度と会わないだろうという言葉に、悲しげな反応を見せるミィ。
「萌え」とかじゃなくて、なんか純粋に切ないなこれ…。ミィからすれば、幼い頃に両親を亡くし、ラ・カンが唯一肉親といえる存在だったわけで、この上ルージまでいなくなったら滅茶苦茶しんどいわな。幼くして国を離れてるから、キダ藩の民だってミィにとっちゃそれほど関係が深いわけじゃないし。
一方ザイリンも、討伐軍出撃を知り、共に戦うという約束を果たすと誓います。
ジーンを迎え撃つべく自由の丘にゾイドを配置する討伐軍。
飛行ゾイドは手がかかり、普通の人間がほとんど離反したジーンにはグイ部隊は動かせない、ということで空からの攻撃は無しと決定。フェルミの離反も併せて、ちゃんと合理的。さすがです。
しかし、ゾイドを停止させて待ち伏せるはずが、ジーン側のレーダーも性能が上がっており、機能停止した部隊が逆に先制攻撃を受ける羽目に。あ、甘くないです…。いや、甘くないどころかシビアすぎ。しかもやられた部隊は直前に加わった「ディガルド軍第16師団」の方々。南無。
しかし、慌てず作戦通りに遠距離射撃で隊形を崩し、近接戦闘でジーンだけ集中攻撃。無敵団は給仕係だけかと思いきや、普通に役立ってるし。つーかダブルサーミックバースト超強ぇw
ホー部隊、「一人エレファンダー遊撃隊」、ミィとソウタのランスタッグ部隊がラプターを蹴散らす中、ムラサメライガー、デッドリーコング、ソウルタイガーがバイオティラノを強襲。しかし返り討ちに合い、バイオラプターで動きを封じられたところに、バイオ粒子砲発射準備。ムラサメライガー大ピンチ!!
…というところで引き。
きっとザイリンが格好良く助けてくれるさ!
「エヴォルトはルージの意識とリンクしているからピンチにはムラサメライガーに呼びかけてみろ」という伏線を使うという手もあるけど、順序的にはここでザイリンでしょ。あー、でもこの伏線は、最終エヴォルトがあるってことだよなぁ。おぉ、それってなんか燃えてくるな。