牙-KIBA- #19「暗黒の地」

最初はあんまり面白くなかったんですが、結構見ちゃいますね。萌え要素も無いし、淡々とした主人公とストーリー進行のせいで盛り上がりや熱さには欠けますが、人が淡々と死に、ダークでシビアなストーリーと割とリアルな世界観に勢力図。なんつーか、子供には分からなそうな地味な面白さがあります。
今回は、タスクという国が出てきたわけですが、異世界わたる前に母親が口にした国だったわけで、そんな古いとこから伏線張ってあったというのは、案外壮大な構成に基づいてるんでしょうか。そういえば今のところ特に破綻も無く進んでますし、これはもしかしたら地味な名作なのかも?いまいちブレイクする気配が無いのは、やっぱり萌え要素が無いからでしょうか。「涼宮ハルヒ」に見られるように、最近はとかく「萌え」が無いと売れない、逆に「萌え」さえあればそこそこのものでも売れる、という流れになってきてるのかも。それは多分メディアの罠なんだと思いますが。マスコミは、分かりやすいステレオタイプを好みますからね…。


といっても、まだ牙が名作と決まったわけではないです。今のところ「化けかかってる」感じがするだけで。いずれにしろ、今後が楽しみになってきました。