あさっての方向。 #03「あたらしい生活」

萌えだとか癒し系だとか、とんでもない勘違いをしていた。これ軽い鬱アニメだわ。
それぞれに事情があって、誰も悪くないのに、誰もが傷付いていく。そんなイメージ。何やら傷だらけの人々が、不思議な体験を通してどう回復していくのか、がテーマなのかな。回復というよりは、前進と言った方が近いか。とにかく、今のところ見ててちょっと鬱になる。
しかし、からだと尋の血が繋がってないってことは、ぶっちゃけ今の状況は問題だな。いや、「問題無い」か?二人っきりの兄妹という絆で結ばれて育ってきて、そのくせ幼少時は一緒に暮らしてなくて、しかも実は血が繋がってなくて、おまけに歳も同じくらいになってしまったとなると、恋愛関係に陥っても仕方ない。現状、一番可哀想なのは椒子だわ。酷い振られ方をしたのにその相手と同じ町に来ちゃって、振られた原因の女の子と運命共同体になっちゃって、更に子供になってしまったという…。「何も願っていないのに」という椒子が、本当はどんな願い事をしていたのか、子供に戻ったことにどんな意味を見出すのか、てのが一番大きな山になりそう。