キスダム #23「妄蒐 -ヌケガラ-」

あー、それで司令はあんなことやってたのか。…って、ぶっちゃけまだよく分からんけど。
宇宙には死者の書ってのがあって、それを手にした高等生命は誰か一人選んで伝承者・ネクロダイバーにしなきゃならない。選ばれた伝承者は前の伝承者と闘って、勝てばその高等生命が種として進化するけど、負ければベルゼブによって絶滅する。だからネクロダイバーは「伝承者」って呼ばれるのね。
N.I.D.F.はその伝承者を選ぶための機関だったけど、由乃が勝手にシュウを伝承者にしちゃって負けそうになったから、伝承者を覚醒前に殺して無かったことにしようと思ったと。なんとか絶滅だけでも逃れようと思ったわけか。
しかし、だとすると先代伝承者ってのは誰なんだ?話の流れからすると一個体を選ぶようだから、ハーディアンは違うよな。むしろ、ハーディアンは伝承者が負けた場合のペナルティみたいな話だった気がするんだが。つーか、司令は見限るの早すぎだろ。一応シュウもN.I.D.F.のメンバーだったんだし、全力でシュウが勝てるようにしようとは思わなかったのかね。
ところで、玲が何者なのか。玲が司令の子供ってのは年齢的にどうなのよと思ってたが、司令が子供の頃に死者の書に触れたせいで変種の世代交代現象が起きちゃってたのか。まさか処女受胎とはな(いや処女とは限らんけど)。そりゃ若いわな。まだお腹膨らんでもいないのに超音波検査の影が妊娠6ヶ月みたいになってたのはご愛敬。生まれてきた玲はどちらかと言えばハーディアンに近い「異種」だったけど、それでもやっぱり女だから、母性が発揮されて親心も付いちゃったと。まぁそこはしょうがないか。
ヴァルダ達が「四人目」って言ってたのは、ヴァルダ達も死者の書に生み出された存在ってことだろうな。後継者となるべき伝承者にはサポーターを用意するってんだから、このルールもとりあえずは新世代に有利なのか?いずれにせよ、全てが死者の書によって操られてるんだな。