ヒロイック・エイジ #24「エリュシオン」
- エイジがアルゴノートを離れる
- エイジがピンチになる
- だけどディアネイラは道を示す
- アルゴノートがピンチになる
- ギリギリでエイジが助けに来る
というパターンはこれで何度目だろう。緻密なストーリー構成に対して演出はコテコテというか、王道で攻めてるな。分かっていても燃えてしまうわけだけど。
モチーフになってるギリシア神話について造詣が深ければ、ストーリーについても更に楽しめたかもなぁ。
ところで、さっき公式の用語解説を見てたら、全ノドスの契約内容がアップされてた。ちょっと引っ張ってきて見比べてみる。
エイジの契約
- 契約した相手を王とする。
- 王に仕え、決して自ら王とはならない。
- 「鉄の種族」と名づけられた人類の故郷たる地球を、人類の手に取り戻す。
- 生き残った「英雄の種族」全てを打倒する。
- 「青銅の種族」の母星を征服する。
- 「銀の種族」の母星を征服する。
- 「黄金の種族」の未来を知る力を人類にもたらす。
- 「黄金の種族」の星々を創る力を人類にもたらす。
- 人類を、宇宙の覇者とする。
- これらが行われるまで契約した相手(人類)を守り続ける。
- これらが行われるまで決して逃げたり、死んではならない。
- これらが行われたとき、11の契約に反しない限り、「鉄の種族」こと人類は、契約の願いを叶える。
カルキノスの契約
- 「銀の種族」に忠誠を誓い続ける限り、出身種族は繁栄を約束される。
- 「銀の種族」に敵対する者に対しては、死を賭して戦わねばならない。
- 「銀の種族」に属するノドスに命の危機が訪れた場合、これを救わねばならない。
- 「銀の種族」が「黄金の種族」の力を手に入れたとき、苦役から解放される。
メヒタカの契約
- 「銀の種族」に従う限り、ポレ族は繁栄する。
- ノドスとして力を尽くすまで、「銀の種族」に従う。
- 「銀の種族」のノドスが危ないときは助ける。
レクティの契約
- 「銀の種族」に従う限り、その種族は繁栄する。
- 「銀の種族」と敵対する者とは、ノドスとして戦わねばならない。
- 「銀の種族」のノドスが命の危機を迎えたとき、これを救わねばならない。
- 「黄金の種族」の力を見出したとき、「銀の種族」に伝えねばならない。
- 「黄金の種族」の力が失われようとしたとき、それを守らねばならない。
ユティの契約
- 「銀の種族」以外の何者とも契約してはならない。
- 「銀の種族」に属するノドスを従えねばならない。
- 「銀の種族」に敵対する者に対しては、自分に従うノドスを率いて戦わねばならない。
- 「銀の種族」において、いかなる決定権も持とうとしてはならない。
- 「黄金の種族」が遺した力を、「銀の種族」にもたらさねばならない。
- 他のノドスを犠牲にしようとも、自分の命は必ず守らねばならない。
- 「銀の種族」がこの宇宙で「黄金の種族」に匹敵する存在となったとき、欲するものが与えられる。
- 「銀の種族」以外の何者かが、「黄金の種族」の力を手に入れてしまい、その奪還が不可能な場合、相手が手に入れたその力を、命にかえても破壊せねばならない。
これを見る限り、実は矛盾した内容ってエイジの6,9とユティの5だけなんだよな。「人類を宇宙の覇者にする」が「同等の者の存在を許さない」と解釈すれば、銀の種族が黄金の種族の力を手に入れることとはやや矛盾する。もっとも、銀の種族は母星に興味を持たないわけで、黄金の種族の力を手に入れた後他の宇宙に旅立つとかすれば、全部矛盾無く成立する。
場合によって一番矛盾するのはレクティの5とユティの8か。これはまぁ、今の状況から考えて大丈夫だとは思うけど。