ヒロイック・エイジ #24「エリュシオン」

  1. エイジがアルゴノートを離れる
  2. エイジがピンチになる
  3. だけどディアネイラは道を示す
  4. アルゴノートがピンチになる
  5. ギリギリでエイジが助けに来る

というパターンはこれで何度目だろう。緻密なストーリー構成に対して演出はコテコテというか、王道で攻めてるな。分かっていても燃えてしまうわけだけど。
モチーフになってるギリシア神話について造詣が深ければ、ストーリーについても更に楽しめたかもなぁ。


ところで、さっき公式の用語解説を見てたら、全ノドスの契約内容がアップされてた。ちょっと引っ張ってきて見比べてみる。

エイジの契約

  1. 契約した相手を王とする。
  2. 王に仕え、決して自ら王とはならない。
  3. 「鉄の種族」と名づけられた人類の故郷たる地球を、人類の手に取り戻す。
  4. 生き残った「英雄の種族」全てを打倒する。
  5. 「青銅の種族」の母星を征服する。
  6. 「銀の種族」の母星を征服する。
  7. 「黄金の種族」の未来を知る力を人類にもたらす。
  8. 「黄金の種族」の星々を創る力を人類にもたらす。
  9. 人類を、宇宙の覇者とする。
  10. これらが行われるまで契約した相手(人類)を守り続ける。
  11. これらが行われるまで決して逃げたり、死んではならない。
  12. これらが行われたとき、11の契約に反しない限り、「鉄の種族」こと人類は、契約の願いを叶える。

カルキノスの契約

  1. 「銀の種族」に忠誠を誓い続ける限り、出身種族は繁栄を約束される。
  2. 「銀の種族」に敵対する者に対しては、死を賭して戦わねばならない。
  3. 「銀の種族」に属するノドスに命の危機が訪れた場合、これを救わねばならない。
  4. 「銀の種族」が「黄金の種族」の力を手に入れたとき、苦役から解放される。

メヒタカの契約

  1. 「銀の種族」に従う限り、ポレ族は繁栄する。
  2. ノドスとして力を尽くすまで、「銀の種族」に従う。
  3. 「銀の種族」のノドスが危ないときは助ける。

レクティの契約

  1. 「銀の種族」に従う限り、その種族は繁栄する。
  2. 「銀の種族」と敵対する者とは、ノドスとして戦わねばならない。
  3. 「銀の種族」のノドスが命の危機を迎えたとき、これを救わねばならない。
  4. 「黄金の種族」の力を見出したとき、「銀の種族」に伝えねばならない。
  5. 「黄金の種族」の力が失われようとしたとき、それを守らねばならない。

ユティの契約

  1. 「銀の種族」以外の何者とも契約してはならない。
  2. 「銀の種族」に属するノドスを従えねばならない。
  3. 「銀の種族」に敵対する者に対しては、自分に従うノドスを率いて戦わねばならない。
  4. 「銀の種族」において、いかなる決定権も持とうとしてはならない。
  5. 「黄金の種族」が遺した力を、「銀の種族」にもたらさねばならない。
  6. 他のノドスを犠牲にしようとも、自分の命は必ず守らねばならない。
  7. 「銀の種族」がこの宇宙で「黄金の種族」に匹敵する存在となったとき、欲するものが与えられる。
  8. 「銀の種族」以外の何者かが、「黄金の種族」の力を手に入れてしまい、その奪還が不可能な場合、相手が手に入れたその力を、命にかえても破壊せねばならない。

これを見る限り、実は矛盾した内容ってエイジの6,9とユティの5だけなんだよな。「人類を宇宙の覇者にする」が「同等の者の存在を許さない」と解釈すれば、銀の種族が黄金の種族の力を手に入れることとはやや矛盾する。もっとも、銀の種族は母星に興味を持たないわけで、黄金の種族の力を手に入れた後他の宇宙に旅立つとかすれば、全部矛盾無く成立する。
場合によって一番矛盾するのはレクティの5とユティの8か。これはまぁ、今の状況から考えて大丈夫だとは思うけど。