GOSICK -ゴシック- #03「野兎達は朝陽の下で約束をかわす」

数々のトリックが酷すぎる。小学生が自由帳に書いたような内容だわ。
「テニスボールで脇の下を圧迫して脈が無い様に装っていたのだ!」
「最初に鍵がかかってると言ったのは嘘だったのだ!」
「彼女は5歩歩いて振り返る癖がある!これは5歩で壁に当たるような狭い場所に長年いたからだ!つまり資産家の令嬢などではない!」
アホすぎて盛大に笑った。
普通あんな状態で人が倒れてたらまず仰向けにして呼びかけるし、生死を判断するなら手首で脈取るよりまず呼吸の確認して、脈取るときは首に手を当てるのが普通。
鍵かかってる!って言われたからすんなり信じるなんて思ってたならあの女は脳みそ膿んでる。大の男が何人もいたし、すぐ自分で試したりするのが自然だろう。そもそも自分で作った船なんだから本当に鍵かけておいて簡単に外せるようにすることだってできただろうし、誘導が適当すぎる。
そして極め付きが歩数の癖。何で数歩歩いてターンするのを繰り返したら、その幅の部屋にずっといたことになるんだよ!一般人でも考え事や不安・イライラで行ったり来たりするし、20歩歩ける広い家に住んでたら20歩でターンするようになるってか。鉄拳チンミのノミの話かw
百歩譲って狭い部屋にずっといたとして、そこから資産家の令嬢じゃないって結論に至るのは飛躍もいいとこ。


サスペンスパートについても、銃や斧がある中で何故主人公はメリケンサックなのw
あと、復讐が目的だったならイギリス男が死んだふりした時点で殺せよ。自分で用意した船と会食なのに、武器の用意が足りなすぎるし。
そもそも死んだふりのトリックも知ってたんだから、後ろを取らせるとか危険なことする理由も不明。
そして何より、あんな斧槍を女が振り回して筋骨隆々の男に致命傷を負わせるとかありえないわ。


とまぁ、ミステリ・サスペンスとしては三流だけども、ヴィクトリカが可愛いからどうでもいいか。