ファンタジスタドール #04「じめじめしめじ 残念王子の逆襲?」

今回はしめじ回。序盤は作画が微妙で色々不安だったけど、中身はかなり面白かった。


前のマスターとの別れを思い出し、うずめとの関係がギクシャクするしめじ。そこに、かつて同じ少女をマスターとしたアロエが襲いかかる。前のマスターの正体も、何故消えたかも謎。
それはそうと、うずめ吉良のことを普通に「残念王子」って呼んでて笑った。その後も、「今が最終奥義の時、食らわせろ、ザ・ゴッド・オブ・サンダー!」とか言い出したり、ドールから伝説の不採用通知受けたり、アロエにダメ男に尽くす女をやらせたり、気絶から目覚めたら愛を語りだしたりと、吉良が面白すぎる。
しめじの葛藤やなんかの王道展開はきっちり踏まえた上で、なんか変な味付けしてるのがハマる。
しめじの肉弾戦もなかなか良かったし、愛とも忠義ともとれるアロエの献身っぷりは、いい話でありながら笑えるし、地味に諸要素を満足させる出来になっていた。今回でちょっと調子が上がってきたんじゃないだろうか。


今回で、ドール達が常に同一メンバーでチームを組んでいるわけじゃないことが明らかになった。
少なくともしめじは現チームメイトと別のチームだったわけだし、マドレーヌもそんな雰囲気だった。うずめチームのドール達が割とお互いを深く知らない感じであること、既に3人が「前のマスターに捨てられた」という事情を抱えていることを考えると、うずめチームは全員前のマスターから契約解除されたドールなのかもしれない。
他のチームと違って名前やキャラ付けに統一性もないし、「捨てられたドールの寄せ集めチーム」だったりするんじゃないだろうか。
そうだとすると、うずめチームはあまり良くない意味で特別なのかもしれない。ちょうど折り返しの第6話で5人全員の主役回が終わるし、その前後までにその辺が分かってくると、更に面白くなりそう。


ところで、ドールのバトルコスチュームは毎回あまり変わらないけど、実はうずめの寝間着はバリエーションがあったりする。こういうところ、芸が細かくて好き。