ハリポタ5巻読了

ようやっと読み切りましたよ。
全体としては面白かったんですが、やっぱり前半はちょっと冗長な気がします。
後半になってくると、ハリーの言動にいちいちイライラするんですが、それも松岡裕子さんのあとがきを見ると「なるほど」と思えます。
しかし、なんか最初から最後まで暗〜い巻でした。
ホントに児童文学ですか、これは…。
----(以下ネタバレ含む)----


まぁしかしアレですな。
「主人公の敬愛していた父が実は超傲慢で嫌な野郎だった」という設定は、相当型破りというか、予想外の展開でした。
ハリーの父親は学生時代、頭が良くてハンサムで人気スポーツの名手な上に、かっこつけで見せびらかしでワルで自意識過剰な傲慢男だった…って事ですよね?
しかも退屈しのぎに気に入らないやつをいじめて侮辱し笑いを取ると。
だけど万能なゆえにその犠牲者以外からは人気も高く尊敬の的…。
うあ〜、普通の少年漫画で言ったら理想的な「悪」の姿ですよ。
これは、その後恋人のリリィによって改心したって話が無いと、大変ですな。


それと、普通なら最後には「シリウスの死」が読者の心を沈めるんでしょうが…
個人的には、チョウの切り捨ての方がダメージでかいです。
つか、アレで「失恋」にしちまうんなら、最初からページ割いて書くなよ!
いや、マジでか?マジでチョウとはこれで終わりなんか?え、いや、マジで…?
ショックだ…ハリポタシリーズで最も気に入ったキャラだったというのに…。
映画の第四作でチョウ役の子が誰かとか、メッチャ楽しみにするくらいお気に入りだったんですけど(TДT)。
なんかもう、ハリポタの魅力20%減って感じですよ。
あぁ〜!!チョウとのラヴストーリー、カムバァ〜ック!!バァ〜ック!バァ〜ッ…