蒼穹のファフナー #25「蒼穹 〜そら〜」[最終回]

面白い!何とまぁ、こんなに面白くなるとは。四人がクロッシングしてのバトルはかなりいい感じだったし、ストーリーもいい終わり方だったと思います。カノンも無事だし。剣司が案外かっこよかったのも良し。
乙姫が島のミールと同化して大気になったのも、そうなる前に怖くて泣いてしまったのも、すげー感動して泣きそうになりました。全体的には後味もいいしなかなかの終わり方だったと思います。結局、乙姫と同化した島のミールは完全なバイオスフィアとなって、竜宮島をほぼ恒久・独立的に生命の維持できる環境にしたわけですよね。乙姫は大気となって永遠に竜宮島を守り続け、みんなはいつか総士が帰ってくるまで待ち続けると。特別斬新なエンディングではないですが、こうした終わり方をするためにはその前段階でかなりの労力が必要ですし、この終わり方に成功すれば大抵いいエンディングを迎えられます。ファフナーの場合は成功例ですね。
哲学的で難解と思われた部分も、受け取り方が多様になる余地を残してある程度理解しやすくまとめられましたし。うーん、本当によかった。


ただ、気になる点もいくつか。
まず、紅音と甲洋がどうなったのか。竜宮島を守るために上空で戦ってたはずですが、ファフナー隊が出撃する前にはもういないみたいでしたし。甲洋は最後に一騎と総士を助けましたが、いったい何がどうなってたのか…。
それと、咲良がどうなったのか。同化されて眠ったままの咲良は、結局目覚めないんでしょうか。なんか忘れられてるような…。


ま、何にせよエヴァなんかよりずっといい出来のアニメでした。
最初にパクリとか何とか言ってた連中も、最後まで全部見てればもうそんな事言えなくなってるんじゃないでしょうか?