女王の教室

いやぁ〜、面白い。ここまで「ドラマ」として割り切られたドラマだと、素直に面白く観てられますね。
この先生の言動は穴だらけで矛盾だらけ、正論っぽい詭弁を唱えてるだけ。もちろんまわりの親・教師・生徒たちの行動もどうしようもなく不自然きわまりないわけですが…。


しかし、そんなことはどうでもいいんです。
そもそもこのドラマにはリアリティの欠片もないわけで、ツッコミどころ満載というよりも、もはやツッコミどころで構成されているんです。小顔ローラーのゲルマニウム純度と同じくらいの割合でツッコミどころになってます。
多分制作者側もそんな事は分かってるんでしょう。全ては「ドラマだから」の一言で片づけてしまえと、そういう事なんです。100%あり得ない設定と進行ですが、それはそれ、フィクションなんだからその辺は全て無視して、単純にドラマとしてお楽しみ下さいと、そういう事なんです。
このドラマは、強大なる敵に立ち向かう健気な少年少女の物語であって、つまりは妖怪大戦争なんです。恐ろしい妖怪先生と可愛い少年少女の対決によって鬱になったり感動したりハラハラしたり微笑ましく思ったり、とにかく基本がファンタジーなんです。


ここまではっきりフィクションという盾を前面に出されると、もうホントにフィクションとして楽しむしかなくなりますよね。あっはっは。


あ、でも、子役達は有名どころを集めてるだけあって演技うまいですよ。天海祐希も。あの立ち姿は美しすぎて怖い(笑)。