蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT

面白かったっす。
この救いがあるんだか無いんだか分からん話は最高ですね。何度も泣きそうになりました。音声データをアルヴィスの連中が聴いてるところとか、犬が後追って死んじゃうところとか(´;ω;`)


位置づけとしては、本編を伏線にしながらストーリーを展開しつつ、この作品が本編の伏線にもなる、といったところでしょうか。本編でも出てきた「僕たちは常に、誰かが勝ち取った平和を譲ってもらっているんだ」という総士の言葉を具体的に表現した作品なんでしょうかね。
何しろ、竜宮島と新型ファフナーを守るために、小さい移動小島と試作機ファフナーだけで、2ヶ月間囮としてフェストゥムの攻撃を受け続けろって話ですからね。ほとんど死ねって言ってるようなもんだし、成功しても竜宮島が守られるのはほんの半年くらい。やるせなくてしょうがねぇ。
本編も散々「エヴァのパクリ」とか言われてたけど、脚本とシリーズ構成が冲方丁に変わってからの後半は普通に面白かったと思うし、この番外編のおかげでまた印象が良くなっちゃったよ。まぁこのブログでも最終回ベタ褒めしちゃってるしね、俺。


あとは、総士が目の傷のせいでファフナーに乗れないとか、そういう細かいところも本編とリンクされてたのが何となく良かったかな。ま、キャラの顔が描き分けられてないところは、平井デザインなので仕方ない。それはそれとして許さないとw
ファフナーとの同化現象が早いのもちょっと気になりました。一回の戦闘15分で数回戦闘しただけで甲洋状態。それどころか結晶化してしまうやつまで。試作機だからなのか、ジークフリートシステムを搭載していないからなのか、本編ファフナーは搭乗者が特別だったのか。あ、あとは、乙姫がいるいないでも違うかも。


何にしろ、本編と同じで暗かったなー。
たった1時間にしては、よくまとまってましたよ。仲間のキャラを掘り下げれば通常のアニメ放送枠に合うようにも作れるんでしょうが、いかんせんラストがアレだと、1クールとか2クールかけて放送はできませんわな。


ところで、angelaの「Peace of mind」…買おうかな。