ゾイドジェネシス #41「政変」

ジーンは父親である王にソラノヒトとの決別を宣言し、その直後に王が死にます。明らかにジーンが毒か何かを盛ったのでしょうが、それを直接は描かず、本当に老衰から来る病気によって死んだのか?とも思える「謀殺」をうまく描いています。そしてジーンはすぐ王位に就き、同時に軍事最高位の元帥になることで、自らを「武帝ジーン1世」と名乗ります。フェルミは少将、ザイリンは中将に昇進しますが、すでにザイリンジーンの思惑に疑念を抱いているようです。
先代ディガルド王がジーンを「ソラとの繋がりのために息子として迎えた」と言っていたので、ジーンもソラノヒトなのかも。


一方ズーリでは、ディガルドの新王即位騒動に乗じてトラフを拠点に各地を解放。その先頭に立つルージは、解放された人々の歓喜に力づけられ、自らの使命に燃えます。セイジュウロウの代わりに引き受けた戦闘訓練の師範代をもこなしつつ、休む間もなく各地の解放戦線に向かいます。遠征先で解放を果たしてもズーリには帰らず、すぐに別の場所へ行ってしまいます。ルージの場合、「成長」の過程で「過信」が一切入らず、ひたすらまじめに仕事をするのでかえって手に負えません。


そんなルージを不安げに見つめるミィ。ルージの過労を心配していると同時に、リーダーとして成長し遠い存在となったことを寂しく思っているような感じも。

ミィ「…あ。」
ルージ「ミィ〜!お帰り。」
ミィ「ちゃんと寝てる?」
ルージ「何だよ急に?」
ミィ「あんたのことだから、調子に乗って何でもかんでも引き受けちゃってるんじゃない?」
ルージ「俺は、俺がやるべき事をやってるだけさ。」
ミィ「ふぅ〜ん。まぁ、頑張んなさい。」
ルージ「ああ。それじゃ!」

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ルージ「あ。」
ミィ「やっと帰ってきたわね…。」
ルージ「久しぶりだね。…どうしたの?」
ミィ「…あんたが勝手に動き回ったら、みんなが迷惑するんだからね…。」
ルージ「ごめん…。」

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戦力が増大し、明確な班分けを行ったことが、実は二人の距離を広げるという展開の伏線にもなっています。ミィが補給班でルージが戦闘班という分け方ももっともだし、ゾイジェネはそういう整合的な展開を進めるところがすごい。
ダ・ジンに「急に大人になられたようで少し寂しい」と言われ、ミィが「私は私、変わらないわ。」と答えるシーンも、そういう状況の中ではかなり深い。


てか、最近ミィは気遣いキャラっつーか母性キャラっつーか。ミィがここまでやると、コトナがますます…(つД`)
ルージと距離があく一方で、ソウタ(銀ちゃん)の世話につきっきりになってしまうミィ。師匠に「馬鹿め」と言われ、戦闘でも疲労の色を隠せなくなってきたルージ。主人公の二人にスポットを当てるのはいいんですが、コト姉と師匠にも光を…orz

ロン先生のゾイド講座

バンブリアングランド

ロン「バンブリアンが、リーオ製の矛先と鉄球を使い分けることのできる武器『グランドスター』を装備。トリッキーな戦闘でみんなをフォローしちゃうよ!」
ミィ「それって、どんな鍵?」
ロン「へ。鳥の形をした鍵で『鳥ッKEY』てバカーァ!!」