「天才」?

「天才」ってのは、生まれつき高い能力を持つだけでなく、努力の量に対して、得られる能力の割合が高い人の事じゃないでしょうか。ちなみに、生まれつき高い能力ってのも、微々たる差だと思ってます。要するに、「天才」ってのは平均人より吸収効率がいい。だとしたら、逆に、吸収される側である「努力」の質・量を改善すれば一般人も天才に近づけるはず?


が、しかし、本当にそうか。多分、違います。吸収効率だって、ガクンと差があるとは思えません。よく考えると、「天才」と呼ばれる人々の中で、ほとんど努力をしなかった人間なんていうのも数えるほどいません。じゃあ何だ、となったら、結局、「質のいい努力をたくさんできる能力」を持つ人が、天才なんじゃないでしょうか。もちろん、量が多少少なくてもその分質が良ければ同じ事だし、逆に質が多少悪くてもその分量が多ければ同じ事。
天才って、その程度のもんじゃないでしょうか。