知は力なり

「知っている」という事は、それだけで大きな力です。政治、経済、軍事は言うまでもなく、社会生活においてもそうだと思います。
何かの記事で、「知るという事は無条件に素晴らしいことではない」と書いた教授がいました。内容を読むと、要するに「知らぬが仏」的な事もある、と言いたかったのだと思います。自分はこれには反対で、どんなに苦痛であっても、「知っている」という事はそれ自体に大きな意味があり、同じ行為・同じ結果が存在するとしても、「知っている」事によってその意味は大きく異なると思います。もちろん、刑法上の故意とか、そういう事だけを言っているのではありません。たとえば、バカな事をバカだと知っていて言うのと、知らずに言うのとでは、全く意味が違うのです。
「何も知らず安穏と暮らすより、真実を知って傷つきたい」とは、昔見ていたテレビアニメ中のセリフ。ですが、いいこと言ってると思います。「無能と好奇心は最悪の組み合わせ」とも言われますが、それでも「知る」という事の価値は崩れないと思います。