ゾイドジェネシス #37「襲来」
前回から少しだけ前の時間から。
ラプター・グイはソラノヒトとの「天空通商条約第4条第3項及び第9項」に違反するそうです。こいつらそんな条約結んでたのか。条約結ぶってことは、対等とまではいかなくても、植民地のような完全な支配関係にあるというわけではないようです。まぁよく考えたらディガルドもレッゲル献上してるわけですしね。
ソラノヒトを倒す野望について示唆するフェルミとジーンの会話。フェルミが「バイオプテラの推進装置の設計図を極秘に渡した」と言っていることから、フェルミはむしろソラノヒト寄りなんでしょうか。少なくとも、ディガルド自体とは独立してバイオプテラを手に入れたようです。
そしてソラノヒトもジーンへの警戒を強めます。しかし、既に過去の技術にすがっているだけのソラノヒトには、監視を強化することくらいしかできず。ソラノヒトの一人は、それを憂い、諦念を抱いているようです。
そして、大量のグイ部隊がズーリを急襲、空爆を始めます。予期せぬ攻撃を受けたズーリの街では、そこら中が破壊され、人々は傷つきながら逃げ惑います。その描写が生々しくて怖ぇｗ
飛行機部隊により敵国首都を直接攻撃。現実においても戦争観を一変させた戦略です。
出撃しようとするコトナに対し、行っても無駄だからやって欲しいことがあると止めるルージ。この大混乱の中クールです。すげぇ。そしてコト姉の乗り方やっぱエロイ。
唯一遠距離攻撃可能なリーオ武器を持つバンブリアンも出撃しますが、数が多すぎて笹ミサイルではどうにもなりません。ズーリの民は地下に避難しますが、その中にはソウタも…。
襲撃が終わり、コトナが帰還。どうやら、グイがどこから来たのかを探っていたようです。あの状況でそんなことを考えるなんて、ルージ本当にすごいな。
地下でソウタの治療をするミィ。怪我の手当ができるというのも驚きましたが、なんと、ものすごく優しくなってます。これが…これが姫属性の威力か…！
こういう母性垣間見えるシチュエーションに弱いんだ俺…(*´д`*)ﾎﾟｯ
しかもガラガとルージには相変わらず冷たい。そんなミィにルージの視線が怪しい。嫉妬→勘違いイベント発生か！？と思わせつつ、その後の流れは特にフラグ無し。微妙だ。
しかし、ミィの「あ〜ん。美味しい？」は効いたなぁ。「良かった。ま、私が作ったんじゃないんだけどね。」には笑ったけどｗ
ソウタに勝手に「銀ちゃん」と名前を付けるミィ。ところが、ソウタを見たことのあるコトナがディガルド兵だと知らせてしまい、記憶が混乱するソウタは逃げ出します。そして恨みを募らせている民衆が暴徒寸前に。
逃げるソウタはデッドリーコングに乗り込み、動かしてしまいます。…て、ゾイドは乗り手を選ぶはずなのに？何かの伏線でしょうか。
暴れようとするソウタに対し身体を張って止めようとするミィ。それが何故かフェルミと重なるソウタ。「お姉ちゃん！」って、まさか本当の姉ではないでしょうが、ソウタはフェルミを姉として見ていたんでしょうか。
そこで、ミィを襲っていると思ったルージがムラサメライガーで体当たり。ムラサメライガーに対する恨みだけ思い出してぶっ飛ぶソウタ。すげー顔やでしかしｗ
駆けつけた民衆は憎しみに駆られ、ソウタを引きずり出してリンチにかけようとします。ダンブルは、これをどう解決するかでルージを見定めようとしているようです。
で、ルージの解決法。
ルージ「ディガルドの兵士全てが、悪い人じゃない！ディガルドは、支配した街の人たちをゾイド乗りに仕上げていくんです。この人だって、どこかの街から無理矢理連れてこられた人かもしれないんですよ。それでも殺すんですか。」
これに、「もしかしたらキダ藩の人たちだっているかもしれない」が付け加われば完璧でしたね。
ルージの言葉に打たれているところに、コクピットから運び出されたソウタを見て、幼い子供であることに愕然とする民衆。
落ち着いたところで、ダ・ジンもソウタのような子供がバイオケントロの操縦者であることに驚きの言葉。しかしそれに対しラ・カンが「ミィやルージもゾイド乗りだ」と言葉を発します。子供達がゾイドに乗って戦うという異常な事態を、改めて思い知らされた、ということでしょう。
ランスタッグで泣くミィ。背を向けて座るルージ。「ディガルドは嫌いだけど、敵だから殺すという考え方はもっと嫌い」という言葉が、今後の展開にどう影響するのか、それとも今回だけのテーマだったのか。さてさて。
…ていうか、ミィ様「ぱんつはいてない」。
ところで、今回時々目の色が塗り潰されたりしてたのがすっごく気になった。
