はてな評価::ブックマーク

最初は使い勝手が分からなかった。ブックマークなんて、ブラウザでやればいいじゃないか、と思っていた。
だが、一度利用し始めると、なかなか便利だ。


これは、要するにweb上で使えるブックマークなわけだが、ブラウザのブックマークと異なる特徴としては、大体以下の3点だろう。

  • web上で動作するから自分のパソコンでなくても使える
  • タグとコメントを付けておける
  • タグによる検索が出来る(最近絞込みにも対応)

これらの特長を考えると、はてなブックマークでは、定期的に更新されるものではなく内容の固定化したページを大量に集積する使い方がメインになるだろう。更新されていくページについては、ブラウザのブックマークに入れるか、RSSやアンテナに登録するのが便利だ。


ブラウザのブックマークに入れといたっていいじゃないか、と思う人もいるかもしれないが、個人的にはブラウザのブックマークにあまり詰め込んでごちゃごちゃにするのは好ましくない。フォルダ分けするのも面倒だし、そもそもネット上の情報は多種多様で、フォルダという階層管理には合わないと思う。はてなブックマークなら、全て同じ階層に置いて、複数のタグを付けることで分類できる。実はこの方が検索にも便利だ。


ちなみに、どんなページをブックマークしておくか。
個人的には、「また必要になるかもしれない」ページはとにかく全部ブックマークする。特に、検索エンジンで調べていたり、何かのページから飛んだりして偶然見つけたページなどは、もう一度探せと言われても難しい場合がある。そんなページにはブックマークがかなり有効。あとは、出先のパソコンで気になったページをとりあえず登録しておいたりもする。
逆に、確実に目的のページまで辿り着けるようなものはブックマークしない。たとえば、どこかのサイトのトップページを既にブックマークしてあるのに、その中の一コンテンツまでブックマークしておく必要性は無い。
それと、はてなブックマークから目的のページに飛ぼうとする場合、はてなブックマークを開く→(必要なら)検索→目的のページという段階を踏まなければならないので、毎日のように開くサイトや直で開きたいサイトなどは、ブラウザのブックマークに入れておく方がいい。たとえば、自分のブログやwebメールサイト、検索サイトなどである。


要するに、はてなブックマークは、資料やメモとして、「後で見る」とか「たまに見る・使う」とかいったページを入れておくと便利なのだ。


そして、もう一つの面白さは、やはりソーシャルブックマークとして、みんなでタグを付けていくフォークソノミーになっているところ。ディレクトリ型検索よりも広範囲に、ロボット検索よりも高い精度で、役に立つページを見つけられるのだ。