はてな評価::フォトライフ

いわゆるwebフォトアルバム。
いい意味でも悪い意味でもダイアリーとの連携が強く、むしろダイアリーのためにあると言った方がいいかもしれない。容量などを見ても、単体で純粋に個人的フォトアルバムとして使うには向いていないだろう。

長所

まず、ダイアリーとの連携について。
これはもちろんダイアリー側のフォトライフ記法のこと。f:id:〜と書くことで自動的にフォトライフの写真を表示してくれる。これは、別に自分のフォトライフの画像に限らない。Firefoxを使っていれば、Greasemonkeyという拡張とはてな側の用意したスクリプトでもっと簡単に、クリック2回で写真挿入が出来る。


次にダイアリーと関係ない単体としての長所だが、フラッシュを利用した表示が綺麗な点が挙げられる。と言っても、それほど秀でているわけではないが。
それと、ここでもやはりタグによる分類がある。フォルダ機能もある*1が、階層は作れないので実質的には一つしか付けられないタグのようなものだ。
それ以外のユーザーインターフェースは、まぁまぁといったところだろうか。画像を扱っているからか、少し動作が重いようにも感じられる。それと、個人的には利用していないが、はてなフォトライフデスクトップという公式ソフトウェアがあって、これとの連携も面白いところだ。

短所

ダイアリーには便利なフォトライフだが、容量を見ると、無料なのは3MBまで。これは、正直少ない。単なるフォトアルバムであれば、無料で数十MB以上保存してくれるサイトはたくさんある。使い勝手などを考えなければ、Yahoo!は(画像以外のファイルとあわせて)300MBまで無料で使わせてくれる。
同じ300MBの容量をフォトライフで使おうと思えば、月180円必要だ。大した額ではないのかも知れないが、それでもやはり少し高い気がする。せめて30〜50MBくらいまでは無料でもいいと思うのだが。広告を排したデザインは素晴らしいが、そのためにサービスの質が低くなるのでは困る。大容量化が進む中で、いくら経済的に苦しくても3MBはないだろう…。


それと、これはフォトアルバムサービス全般に言えることだが、アップロードしたファイルをダウンロードしにくい。というか、大量にアップしている人にとってはほとんど無理と言っていい。一括ダウンロードが出来ないのは本当に困る。


フォトライフについては、商売に乗せられたという感じがする。もうちょっと出血サービスしてくれてもいいんじゃないだろうか。

*1:というかこっちが先でタグは後から追加された機能