「ブロガーはすでに滅びの道を歩んでいる」の意味が分からない
団塊世代が好条件によってブロガーになるってのは分かる。20代〜30代のブロガーがアウトプットに慎重になったり忙しくなってやめるってのも分かる。でも他はよく分からん。
「ブクマとかブログで見かけるひとたちがいつも同じ」ってのは、ブログ隆盛以前でもそうだったと思う。各ジャンルの大手サイト以外は大抵身内の馴れ合いだったじゃないか。
あと、団塊ブロガーがどっと押し寄せることで、一体何のデメリットがあるのか。むしろ今より活気付くってことじゃないの?参照記事では、団塊ブロガーの流入の影響を以下のように書いてます。
実際に彼らがどっと押し寄せてきたとき、今の主力ブロガーたちは
- 「はてブコメント問題」「無断リンク問題」「意味のないトラバ問題」などなどの「またか……」という話題につき合わされてうんざりする
- タフさとしぶとさに根負け
- Youtubeの人気ビデオが孫を撮ったホームムービーばかりに
- やたらと活字のでかいブログばかりになる
- 自伝ブログサービスの台頭
- コメント欄に長文コメントが激増
などにより、徐々に圧迫され、住処を失う怖れさえあります。
問題、あるか?一つずつ見てみると、
- 話題のぶり返し→相手にする必要・必然性なんてどこにもない
- 根負け→何に負けるの?
- ホームムービーばかりに→YouTubeが元々そういう趣旨のサイトだってのは置くとして、ホームムービーが増えるのと今までのようなおもしろ動画が減るのとは、相関関係にはなっても因果関係にはなりえない。
- 活字がでかい→いいことじゃん。大体、ユーザー側のスタイル調整が主流になりつつある現在においてそういうこと言うのもどうだろう。
- 自伝ブログ台頭→だから、それはいいことでしょ?ブログのジャンルが多様化するという意味で。中身が良くできてればなおいい。
- 長文コメント激増→これは唯一既存ブロガーに迷惑となりうる現象かな。でも、コメント書く本人もブロガーなんだから、そういうのはむしろ減って、トラバによる反論が主流になるって可能性もあるんじゃないかな。
で、最後に、「生き残る」の意味が不明。ブログなんて所詮個人個人が趣味で書きたいこと書いてるだけなんだから、他のブロガーが増えたり台頭することと何の関係もない。何がどうなった状況を「旧世界を蹂躙」したと言っているのか、全然分からん。団塊ブロガーの人気が高すぎて誰も自分のブログを見てくれなくなるって意味だとしたら、多分そんな事ありえない。だって、明らかに棲み分けが行われるもの。「引退したから」って言って自伝ブログとか書いてる団塊世代が、ITネタやらアニメ感想やら書くか?むしろ、「人気」の面で淘汰されるのは内容の似ている30〜40代の主婦層だと思う。元々クズ情報から有料でもおかしくない情報まで氾濫しちゃってるのがブログ時代なわけだから、数が増減することには全く危機は感じないし。