電脳コイル #26「ヤサコとイサコ」[最終回]
あれ、あんなに複雑な気がしてたのに、あっさりすっきり終わってしまった。
- イサコとノブヒコは二人とも実験体
- 交通事故でノブヒコ死亡
- イサコはノブヒコの死という苦痛から逃れるために精神世界(「あっち」)を構築してヒキコモリ
- ヤサコがコイルスノードであるデンスケによってイサコの「あっち」に迷い込む
- ヤサコは「夢」を通してイサコの「あっち」に繋がったままになる
- イサコもヤサコも「あっち」に関する記憶は失う
- イサコが心の呪縛から解放され、改めて「ノブヒコ」との別れを決意することで、「あっち」が崩壊
結局、コイルドメインをベースにした内面世界が「あっち」だったわけだから、厳密には「あっち」はコイルドメインとは違ったわけかな。通路にはなるけど。更に、ヌルはイリーガルとは別物で、イリーガルは人の想いがイマーゴを通して電脳物質化したもの。
ただ、こういう設定は大した問題じゃなくて、今回、最終回にして色んなテーマをがっつり押し出してきてたのが面白かった。メタファーなんだけどそれでいて直接的な表現もあって、子供が見た後何年か経った時にふと思い出す、というようなものを目指しているのかなと思った。