彼女がフラグをおられたら #02「この寮に姉たちがいる。だが、今はまだ言えない。明日まで待ってくれ」

あっという間にハーレムもののテンプレを集め、お約束の環境を用意してしまった。
主人公のフラグ能力は、「本来あるべき人間関係構築の過程」を省略するためのギミックでしかなくなっている。言い換えるとこの作品は、ただでさえご都合主義のハーレムものから、更に物語としての要素を消し去ってしまっている。言ってみれば、アニメという体裁をとってはいるものの、これは美少女とその属性という記号的要素のみを示した萌えキャラカタログみたいなもんだ。