『ALWAYS 三丁目の夕日』

見てきました。やっぱり周りは中年以上の方が多かったですね。
あらすじは以下のような感じ。

昭和33年の東京。短気だが情の厚い則文が営む鈴木オートに、集団就職で六子がやってきた。小さな町工場にがっかりした六子を、一家のやんちゃ坊主・一平は、「もうすぐテレビがくる」と慰める。鈴木オートの向かいで駄菓子屋をする茶川は、芥川賞の選考に残った経験がありながら、今は少年誌に冒険小説を投稿する日々。ある日茶川は、淡い思いを抱く飲み屋のおかみ、ヒロミに頼まれ、身寄りのない少年、淳之介を預かることに。

内容は、まぁ、使い古されたストーリーです。高校生でも思いつくような単純でベタなお話。映像は、よく分かりませんが多分昭和30年代をよく再現してあるんじゃないかと思います。
けど何と言っても役者がいいですね。堤真一薬師丸ひろ子の夫婦もすごくいいんですが、最高なのは吉岡秀隆。こいつのクズっぷり、ダメ人間っぷりははまり役です。多分地でやってるんじゃないかと思いますが、とにかく「最低のクズ」という感じをよく出しています。


とは言え、世間で言うほど絶賛するようなもんとも思えません。秀逸な邦画とは言えるけど。自分が昭和時代の人々に共感できないからかも分かりませんが、当時を良く知るうちの母親も「ちょっと期待外れ」と言っているので、まぁ、そんなに的外れではないかと。