ゾイド・ジェネシス #32「ソラノヒト」

ついに黒幕登場。世界の構図が明らかになってきます。
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ディガルドのトップ達が謎のエレベーターで向かった先には、謎の三人組。どうやら天上には古代文明ロストテクノロジーを受け継ぐ者たちがおり、ディガルドは彼らにレッゲルを献上することでロストテクノロジーを授けてもらい、発展したということのようです。しかしディガルドの方でもいつかソラノヒトに取って代わろうと虎視眈々狙っているようです。


さて、ルージ組はカトーンの街へ。強固な防衛システムを備える臨海商業都市カトーンは、ヨーク村に伝わる言い伝えの元となった伝説の残る都市。カトーンの言い伝えでは、実際に人々が天に運ばれており、しかもその証拠である超巨大ゾイドまで埋まっていると。それを見るために海中へ潜る三人。水中で使える懐中電灯はリアルでも結構珍しいと思うが。
微妙にミィだけ息が続かないあたり、芸が細かくて素敵。
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岩に埋まった巨大ゾイドギルドラゴン」。尻尾っぽいものが一部見えてるだけなのに、すぐ大きさを感じ取れるなんてすごいな。
カトーンのギルドラゴンは埋まっていますが、ロンが「ほかにもあるかもしれない」と言っているので、アイアンロックの「滅びの竜」がギルドラゴンと考えてまず間違いないでしょう。こいつがラスボスになるのかルージの合体相手になるのかはまだよく分かりませんが。


そしてその夜、ルージを地下に連れて行くロン。待っていたのは町長を含めたカトーンの重要人物達。「ディガルドを倒した後どうするつもりなのか」と問うメンバー。その真意は述べていませんが、ディガルドを倒せば当然現在の討伐軍がそれに代わる存在となりうるわけで、そういう野心が無いことを確かめたかったんでしょう。そこで、「村に帰って教師になる」と答えたルージに対し、カトーンが援助を申し出ます。ラ・カンのディガルド討伐軍ではなく、あくまで「ルージに」協力する、ということを強調して。
カトーンからすれば、恐らく現時点でディガルドに攻められても撃退する自信があるでしょうし、自由な商業都市である以上中立を守ろうとするのが普通です。なのであくまで個人に、しかも会ったこともないラ・カンではなく、実際に人物を確かめたルージを援助するのは当然の話でしょう。
更に、ギルドラゴンの伝説が継承されているカトーンは、もしかしたら「ソラノヒト」の存在を知っているのかもしれません。だとすると、それも含めて何らかのヴィジョンを持ってルージを選んだのかも。


何はともあれ、こうして有力都市から個人的な信頼と援助を受けるというエピソードは、ルージがリーダーとして成長していく様子を見事に演出しますね。


一方ザイリン少将。カトーン入りしたルージを追って単機で出撃。一応援軍を必要としながらも、援軍を待っていては間に合わないと判断。ルージを優先して追うこと自体は勝手な行為とも取れますが、それ以外については全てがうまくかみ合っていて素晴らしいです。「ソラノヒト」との謁見が単なる世界観解説に終わらず、援軍を遅らせる要因となり、ザイリンが単機出撃する理由となっています。しかも、短期間に出来るだけ多くの仲間を集めるため一ヶ所に長居しないというルージ達の事情もうまく利用。さすがですね。


別れの餞別に、地図帳をくれるカトーン町長。衛星写真から作ったかのような精密地図です。
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そして道中、「最大の目的であったカトーンの協力を取り付け、ルージにも色々見せられたからもう死んでもいい」と言うなど、盛大に死亡フラグをおっ立てるロン。そしてそこへザイリン登場。
狭い地形によって一対一を強いられるルージ。そんな状況でも疾走バンクを変えないという徹底ぶり。そこは譲れんか。しかもヴォルケーノには効かず。
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そこでロンが自爆コード入力。バンブリアンの全兵装を使ってヴォルケーノを押さえつけます。ルージとミィに最期の言葉をかけるロン。

ロン「ルージ君、君と会えて楽しかったよ。我が人生に悔い無しってやつだ。」
「ミィ、ルージ君と仲良くね。丸焼き以外の料理もできるようになってくれ。」
ザイリン少将、よぉ〜く見といてくれよ…。これがバンブリアンの最期だ〜ッ!!」
ザイリン「くっ、バカな!」
ロン「さらばだ…」

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ロォ〜〜ン!!。・゚・(ノД`)・゚・。





と、思ったら、普通に生きてるしw
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ハヤテにつかまってます。これまでの会話は全て携帯無線機を使用していた模様。ヴォルケーノに飛びついて土煙が舞ったときには、既にこっそり脱出してたんでしょう。思いっきり騙してくれました。

ロン「一つしかない命。大切にしなくちゃ。」

って、もうこいつ最高!いい味出してるなぁ、ロン。確かに、「バンブリアンの最期」とは言ったけど、自分が死ぬとは言ってないしねw
あと、こうやって死亡と見せかけて生きてるという演出で、その回のうちに生存確認をしてるのがゾイドのいいところですね。死んだと思わせて何週か後に生きてたってやり方は、嘘くさいと言うか、「何だよそれ」と興醒めしてしまうので。


ロンはムラサメライガーの中に。あれ、広いなこれ。レインボージャークはあんなに狭かったのに。
ザイリンが死んだと思って、何やら複雑な表情のルージ。ディガルドの一般兵士を殺しても大して気にも留めないのに、さすがに因縁の深いザイリンの死は気になるのでしょうか。もしかして、こいつら両想い?


さて、またロンの役割が重要になってきました。ここで勝手に妄想。
ロンは、もしかしてソラノヒトにかなり深い関わりのある人間ではないか?もしかして元ソラノヒトとか。で、ソラノヒトの支配を打ち倒すべく、ルージをリーダーに育て上げようとしている、なんて。どうかなぁ。

次回予告「予兆」

またコト姉が登場します!そしてどうやらムラサメライガーのエヴォルト第三形態が出てくるようです。わーお、すでにおもちゃのCMで知ってるぞ♪…てゆーか合体は?

ロン先生のゾイド講座

ギルドラゴン

ロン「徐々にその全貌を現しつつある伝説のゾイドギルドラゴン。希望の方舟になるのか、それとも…!」
コトナ「燃えよ!ホォォオオ!!ホッ!!」
ロン「ホワァァアア!!ハッ!」
ロン、コトナ「ホワチャァァァアア!!!」」

ナンデヤネンwww