映画

『ドラえもん のび太の人魚大海戦』

SF的には色々わけ分からんところが多かったけど、まあ楽しめたか。 いい加減この作画・声優・ぬる脚本にも慣れたから、「それはそれとして」楽しめるようになった。 しかし、もう登場人物達の発言には「えええ!」ってのが多かったな。 たとえば、ハリ坊が「…

『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』

TVアニメ本編が終わってから随分経つが、以前TV放映した過去編「RIGHT OF LEFT」とは違い、完全な続編。 よくある冒頭の解説みたいなものも無いので、TV版を見ていない人には何をやってるのか全く分からないので注意。 しかし、TVアニメの方のファンなら是非…

『手紙』

東野圭吾原作。録画しておいたのを今日鑑賞。 同日他局放映の『秘密』よりは面白かったけど、暗すぎて元日に観るべき映画じゃなかったな。 以下ネタバレあり。

『秘密』

東野圭吾の同名小説が原作。NHK-BSで同じく東野圭吾原作の『手紙』がやってたけど、そっちは録画してリアルタイムではこっちを見た。 なんかキャッチコピーに「感涙」とかなってたけど、泣くところなんか一つもなかった。というか、感情移入どころか登場人物…

『チェンジリング』

500円シネマでやってたので観てきた。 世界恐慌前後のロサンゼルスで実際に起きた事件を基にした物語。 色々とえぐい。しかし、序盤からしっかりとした援助者もおり、悪名高いロサンゼルス市警だけあって市民から総攻撃されることもなかったので、まだ良かっ…

『アバター』[3D字幕]

はっきり言って、世間の評判なんて誇張だろうと思ってた。『ボルト』『カールじいさんの空飛ぶ家』で3Dなんて大したことないと思い込んでた。 確かに、この映像はすごい。飛び出るのではなく、とにかく奥へ奥へと立体感を出している。未来世界ということで、…

『アバター』を観る時に注意すべき3つのこと

3D版を観る 言わずもがな、3Dのすごさを観るべき作品。 席は後ろの方を選ぶ 映画は基本的に後方で観るべきだが、『アバター』は特にそうだ。 3Dの立体感が強すぎるので、近いと見づらい。3D自体近くて良いことはほとんど無いし、少し後ろすぎるかな?と思う…

『スラムドッグ・ミリオネア』

500円で上映してたので遅ればせながら見てきた。 絶賛されてる理由も、PG12指定が付いてる理由もよく分かった。インドってのは本当にこんななんだろうか。 [以下ネタバレ含む]

『カールじいさんの空飛ぶ家』[3D吹替]

最寄りの映画館が3D版の価格を改定し、+300円(1000円の日なら1300円)で見られるようになったので3Dで見てきた。方式はRealDだが、他の方式で見たことがないのでネットで見かけた「方式にも拘って」云々は分からない。 3Dについてだけ言うと、動きが少なく…

『ボルト』[3D吹替]

オーソドックスなハートフル作品で、全体によくできていた。 若干ドラマが薄いというか、インパクトに欠ける脚本だとは感じたけど、全年齢向けとしてはその方がいいのかもしれない。そしてそうは言っても、ボルト、ミトンズ、ライノのキャラクターがうまく絡…

『サマーウォーズ』

『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム』の完全な焼き直しと言われている本作だが、自分は「ウォーゲーム」の方を見てないので関係なかった。 [以下ネタバレ含む]

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

なんか映画批評サイトであんまりいい評価受けてなかったんだけど、あの原作をここまでエンタメ仕様に持ってったのは十分評価に値すると思う。 全体的には、とにかく削れるところはできるだけ削ったという印象。最終作が2部に分かれていることを考えたら、同…

『天使と悪魔』

前宣伝通り、サスペンスの面では『ダ・ヴィンチ・コード』より面白い。 というか、毛色が違う気もする。ミステリーからサスペンスに変わった感じ。 欧米人は陰謀論と秘密結社が大好きなのか、今回も「イルミナティ」という秘密結社が出てくる。教会により弾…

『グラン・トリノ』

いかにもクリント・イーストウッド的な作品。ただし昔のではなく、最近の。 貧困と暴力と人種差別に囲まれた、アメリカの町。朝鮮戦争のトラウマを引きずるオールド・タイプな嫌われジジイが、東南アジアからの移民であるモン族の少年と心を通わせる。 少年…

『20世紀少年第二章』

後半眠くてしょうがなかった。 原作の浦沢的冗長さを差し引いても、なお端折りすぎなイメージ。もちろん3部作でまとめるんだから仕方ない部分ではあるが、あまりに端折りすぎなせいで話の流れがぶつ切りになっていて、マフィアが協力する理由など、諸々が曖…

『WALL・E/ウォーリー』[吹替]

字幕で見たかったけど吹替しかなかった。とは言え、セリフもほとんど無いしウォーリーとイヴの声は機械音に加工されてるからあまり違いはないんだけど。 ただ、吹替版は劇中の「絵」に書かれた文字も全部日本語に直してあるから、何となく残念な気持ちになる…

『パコと魔法の絵本』

良くも悪くも、完全な舞台劇。大量のCGが無かったとしても、暗転や照明で十分再現可能だろうと思う。個人的には好きだけど、好みは分かれるかもしれない。 CGを多用し、人物・空間が限定された芝居という意味では、『チャーリーとチョコレート工場』のイメー…

『20世紀少年第一章』

原作チラ読み程度だけど観てきた。 割と面白かった。キャストが無駄に豪華なんだけど、全員合ってる。 ただまぁ、原作を読み込んでないせいか特に語ることも無い感じ。原作未読でも別に障害は無いけど、多少人物の同定に難がある。ここの人物紹介が簡素なの…

『スカイ・クロラ』

前評判が悪いので覚悟して観に行ったけど、それほど悪くはなかった。 主役二人の声優が吐き気を催すほど酷いのと、本編だけだと世界観が全然分からないのと、いくつかの謎が放り投げられてるのを除けば、あとは普通。 とりあえず、期待しなければ「ああ、押…

『崖の上のポニョ』

これほどターゲット層を見失った作品も珍しい。不合理さと違和感のせいで大人には楽しみにくいが、かといって、子供が見ても何も得るものがない。童話を作ろうとして完全に失敗した感じ。 以下ネタバレあり。長文。

『奇跡のシンフォニー』

久しぶりに、邦題が直訳・カタカナ化じゃない映画を観た気がする。 原題は『August Rush』で、主人公の音楽家としての名前そのまま。『オーガスト・ラッシュ』でも十分な気がするが、「オーガスト」も「ラッシュ」もカタカナ語としてのイメージが先行しそう…

『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

前宣伝とは全然違って、淡々と政治劇を描くだけの作品だった。 破天荒と言いながらハチャメチャでは全くないし、特にギャグがあるわけでもない。「チャーリー・ウィルソンはいかにしてアフガンに金と武器を流し込んだか?」をただひたすら描写していくだけで…

『ミスト』

スティーヴン・キングらしい、狂気を孕んだサスペンス。 不安の煽り方と緊張感の保ち方がうまくて、作中の空気に巻き込まれる。登場人物の心情描写も丁寧なので、思わず感情移入してしまう。サスペンスとしては本当に良くできているし、音と映像で不安・緊張…

『明日への遺言』

映画と言うより、ドキュメンタリー番組の再現ドラマと言った方がいい作品だった。 若者は絶対観ないだろうなぁと思いつつ観に行ったら、案の定年配の方ばかり。1日でしかも土曜なので映画館は人で溢れてたんだけど、この作品を上映するスクリーンには全然人…

『シンドラーのリスト』

もう3回目くらいなので観るつもりはなかったのに、つい見始めたら止まらなかった。3時間超もあるのに、途中で全然飽きさせない作りは流石スピルバーグ。改めて観ると、昔は見えてなかった部分も見えてきて面白い。 ところで、keyword:シンドラーのリストが微…

『アメリカン・ギャングスター』

これは面白かった。長いけど飽きさせず、むしろ「同じ値段で長く見れてお得!」と思える作品。 主人公は、麻薬王に上り詰める黒人ギャングと、汚職に手を染めず麻薬捜査官となる正義の警官。二人は逮捕に至るまで全く会わず、ほとんど別個の物語を進めていく…

『シュガー&スパイス〜風味絶佳』

録画して忘れてたのを観た。 もうね、何だこれ。絶望的に退屈な映画。柳楽優弥の主演作品って面白いの一つもないな。 特別な設定もエピソードも何一つ無く、淡々と恋愛を描いていくが、これがもう退屈で退屈で。単にドラマティックな展開が無いからとか、そ…

『DEATH NOTE the Last name』

前編より後編の方が良かったかな。 藤原竜也と松山ケンイチも好演していたし、L編だけでキラを倒すためのストーリー改変もまずまず成功してた。 原作とアニメ版の出来が良かっただけに、全体としての平凡な印象は免れないが、ラストのトリックは良かった。こ…

『星になった少年』

柳楽優弥って演技下手だなぁ。演技力に定評があるみたいなイメージがあったのに、げっそりしてしまった。特にセリフの読み方が酷い。ほとんど棒読みじゃねーか。 象使いになることの大変さも全然伝わらないし、音楽の使い方も苛々する感じだったし、何より主…

『アイ・アム・レジェンド』

全世界でバイオハザード。SFとしてはありがちな内容ではあるけど、リメイク作品だからしょうがない。それはそれとして面白かった。 以下、ストーリーと感想。レベルを分けてネタバレもする。