機動戦士ガンダムSEED DESTINY #44「二人のラクス」

二人のラクスに混乱する世界。本物ラクスが反デュランダル宣言をしたことでジブリールはアホなことに自分の味方だとでも思ったようです。すぐ否定されましたが。つーか、議長はミーア殺す気満々ですか。
ところで、連合の新兵器。フォビドゥンなどが装備していたビーム歪曲装置を利用して、超巨大出力のビーム砲を自由自在な位置・角度で撃つという画期的なシステム。離れた場所に複数の歪曲ポイントを設置し、連合最大の基地である月の裏側から撃てば、確かに防ぐのは難しいでしょう。この兵器を壊すということは、連合に勝利するってことですね。ふむふむ。
とりあえずこの兵器のおかげでようやくイザークディアッカに出番。セリフ少なかったけどねぇ。


さて、新兵器でコロニー二つばかり破壊されて、中の人ほとんど死にました。あちゃー。これが狙い通り首都に撃たれてたら、イザークが「母上えぇぇぇぇ!!!!」と叫びながら錯乱したこと請け合いだったのですが。実際、ザフト兵は「お母さん!」と言って泣いたわけですし。ザコンイザークなら、連合の旧三バカ並に狂ってくれたと思います(笑)。
つーかあれだ。普通に考えて、この状況は本物ラクスに非常に不利だ。ここでオーブ側を信じられる奴がいたらそいつは変人。


そして、「DESTINY PLAN」の解説。大まかには以前予想したとおりで、全人類に一定の役割の中でのみ生きさせるというもの。デュランダルの決めた役割ではなく、より客観的に遺伝子で決めてしまうという乱暴なやり方ではありますが。

ネオ(ムゥ)「そんな世界で、奴は何だ?王か?」
マリュー「運命が王なのよ。遺伝子が。彼は神官かしら?」

ネオがすっかりムゥとしてマリューの隣に馴染んでますが。
まぁとにかく、そういう世界なら争わずにすむかもしれないけど、そんな世界はお断り、というのがAA組の総意の模様。

ネオ(ムゥ)「無理なことはしないのか?」

これは名言といってもいいでしょう。できれば更に虎隊長からも一言名言が欲しかったところですが。
で、それに乗っかった発言しかできないヘタレのアスラン。同意する面々。
そして・・・
両手をガッツポーズさせるメイリン(*´д`*)
今、種死における全ての萌え要素メイリンに集中してる。
(あと微妙にアビー萌え)


本気混じりの冗談はさておき、「DESTINY PLAN」が出てくると、一応全体テーマが見えてきますね。ナウシカで言えば、デュランダル旧人類の遺産、AA組がナウシカってとこでしょうか。ぇ、分かりにくい。そうですか。
まぁ要するに、ただ戦争を無くしたいんじゃない、ということで。争い合うのはダメだけど、何もかも最初から決められた枠の中で生きるのはもっと嫌。人は望むように生きられるし、あるいはそうあるべきなのであって、その結果たる争いはそうした人の可能性を潰すやり方で解決してはならない、と。無印種でのテーマとはアンチテーゼですが、これをアウフヘーベンする能力が果たして種死スタッフにあるのか…。


まぁそもそもシンの処遇がどうにもならん気がしますがね。


次回予告。
ザムザザーもデストロイもわんさか出てきて、イザークディアッカが奮闘する回?まぁ、正規カップリングすらしてもらえないマザコンと、ミリィに振られてザフトに帰っちゃったコウモリ君が活躍しようとどうでもいいんですけどね。