シムーン #21「新天地への扉」

シムーン#21

やっぱリモネとドミヌーラ生きてました。で、その理由が今回のテーマ。
どこかの村で普通に暮らしていたリモネとドミヌーラ。シムーンに対する畏敬の念が無い子供達。「シムーンで遊んじゃいけない」と言って「なんで?」と返され、答えに窮しロードレのぬいぐるみを見つめるリモネ。そんなリモネを見ながら、慣れない料理の味に苦笑するドミヌーラ。
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ドミヌーラ似合うな。歳が歳だから*1リモネの母親っぽいw
二人の食事。

ドミヌーラ「美味しい?」
リモネ「えっと…美味しい…とは思わない。」
ドミヌーラ「え?」
リモネ「苦い…ような気がする。ほんの少し甘い味もする。…でも嫌いな味じゃない。多分、残さないで食べられる。」
ドミヌーラ「…ふふ。『わかんない』…」
リモネ「え?」
ドミヌーラ「そう言わなくなったわね、リモネ。」
リモネ「…うん。よく考えれば、わかんないことないような気がしてきた。だから…。」
ドミヌーラ「私は逆。…考えれば考えるほど迷ってしまう。」
リモネ「…ドミヌーラ?」
ドミヌーラ「さ、食事が終わったら行きましょう。」
リモネ「どこへ?」
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ドミヌーラ「…ふふ。『わかんない』」

ちょっと待てお前、なんだその爽やかな笑顔は。お前は汚れてしまったっ!(違っ
ていうかドミヌーラの料理やっぱ美味しくはないんだな。髪伸びたリモネ、ドリルが弱まったドミヌーラ。二人の変化は、なんか心打つものがあるなー。


一方、アルクス・プリーマ。オナシアをメッシスに送る教団の偉い人。そこにネヴィリル、アーエル、ユンがついていきます。
ネヴィリルとアーエルは二人でお茶。ネヴィリルの「手、小さいわよね」の一言に「子供扱いするなっ!」と顔を赤らめるアーエル。テーブルの下ではぐっぱっ、ぐっぱっ。て、可愛すぎるぞw
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ユンの方は、オナシアに会って「死んでいった仲間達の魂は解放されたか」と聞きますが、「解放されたいのは、あなたですね。」と言われてしまいます。オナシアの去った後、床に落ちていたのは…金粉?


今週のアイキャッチ
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エロスwww
お前ら裸で抱き合って寝てんのかwwwww


そして、遺跡に着くと、教団の偉い人とオナシアが3人に真実を告白。
翠玉のリ・マージョンは、時空を超える術。過去に行き、戦争を予言していたら、シムーンに別の在り方をもたらしていたら。そうやって過去を変え、現在を違った世界にするのが、教団側の目的。アーエルのお祖父さんがレギーナだったコール・デクストラは、そのために存在したコール。従って、翠玉のリ・マージョンを行って消えたドミヌーラ、リモネ、アムリアは、時空のどこかで生きている、と。
そして、シヴュラとシムーンの歴史を繙けば、シムーンの意味を忘れた人々に対し、シヴュラと名乗る二人の巫女が舞い降りてその使い方を教えたという。これがつまり、ドミヌーラとリモネなわけですね。ドミヌーラさんは実は宮国シヴュラの祖だったと。なるほど。自分で伝えた翠玉のリ・マージョンを必死こいて完成させようとして、完成させたらまた過去に戻って伝えて。うーむ。


さて、真実の告白とほぼ同時進行でドミヌーラ。
コール・デクストラの生き残りであるドミヌーラは、当然自分がどうなったか分かっています。そのため、どうしていいか悩みます。自分の行動次第では未来を変えることができる。シムーンの使い方を伝えなければ、それを奪い合う戦争を回避できるはず。しかし、そうすると今の自分も消えてしまうかもしれない。悩むドミヌーラは、リモネに「もしシムーンが無かったら…」と問いかけてみます。リモネはすぐに答えることができませんでしたが、決断の時の直前、ふと思い出したようにこう答えます。

リモネ「さっき、ドミヌーラが言ってたこと、考えてみた。もしシムーンが無かったら、って。」
ドミヌーラ「…無かったら?」
リモネ「うん。コール・テンペストのみんなに会えなかったなって。」
ドミヌーラ「…!」
リモネ「ドミヌーラと、会えなかったなって。」

それを聞いたドミヌーラの目には、止め処なく流れる涙。

リモネ「どうして泣いてるの?」
ドミヌーラ「どうしてかしら…。」
リモネ「え、えっと、悲しいから?寂しいから?痛いから?…あとは、えっと……嬉しい…から?」
ドミヌーラ「そうよ。嬉しい。行きましょう。」
リモネ「また、どこへ行くかわかんない?」
ドミヌーラ「いいえ。分かるわ。」

民衆の前に立ったドミヌーラは、再び全ての始まりとなることを決断します。広場の壇上で、(何故か)歌い始めるのでした。ロリ好きドリルーラは、リモネさえいればそれでよいのであった!!
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変化しなかった現在では、ついに礁国・嶺国連合軍の大攻勢が始まっていました。


うーん、なかなかすごい展開。パラドックスものだったか。
翠玉のリ・マージョンは時間軸の循環に最初から存在していて、誰が作ったというわけではない。世界の前提になってるわけですね。まさに神の御業。しかし、「シムーンはただの機械」と言って分解までさせたドミヌーラ自身が、シムーンの神性をでっち上げた本人だったってのは、皮肉なもんです。いやむしろ救いの賜か。いずれにしろ、ドミヌーラとリモネは過去で一生を終えそうな感じ。遺跡からロードレのぬいぐるみ出てきたりしてw
しかしこうなると、アムリアがかなり怪しいですね。もしかして、礁国・嶺国の台頭は、過去に飛ばされたアムリアが裏で糸引いてんじゃないか、とか思ったりするんですが。アムリア悪い子説。どうでしょう。
あと、嶺国で「神への愛」が「アー・エール」であることも、リモネあたりが関わってるんじゃないかな。最初に辞書で調べたのもリモネだったし。

*1:本当はまだ19歳なんだけどw