ローゼンメイデン・トロイメント #11「薔薇園」

ついに現れたローゼン。真紅、翠星石、金糸雀に対して「アリスゲームを。」とだけ言って消えます。戦いを覚悟する真紅と翠星石。金糸雀は、真紅と翠星石から「邪魔だから残れ」と言われてしまいます。

二人の決意に戸惑うジュン。同時に、槐がローゼンだったこと、自分には何もできないことで苦悩します。そんなジュンに、一言だけの頼みごとをする真紅。

真紅「お父様に…会っていたのね。」
ジュン「会ったところで何も変わらない！僕が知ってることなんて、何もないのと同じなんだ！僕は！…僕は、何もできない…！」
真紅「…ジュン。私と一緒に、来て欲しい。」

翠星石は蒼星石の遺体(？)に語りかけます。

翠星石「雛苺は、真紅にローザミスティカを託したのです。これからも真紅と一緒なのです。蒼星石も…。」
翠星石「…蒼星石も、ずっとずっと翠星石と一緒なのです。」

金糸雀は相変わらずはしゃいでるみっちゃんを前に憂鬱な顔。
ジュンはドールズの鞄を見て悔しそうな顔をしながら眠りにつきます。
そして水銀燈は、格好良く病院の窓に佇み、めぐを見て微笑みます。しかし外にいるラプラスの魔を見ると、憂鬱げな顔に。

翌朝、朝からはなまるハンバーグ。「夕飯はもっとすごいの作るからね。だから…早く、帰ってきてね。」と、全てを察しているかのようなノリ。
そこへ金糸雀もやってきて、ついに最終決戦の場へ赴きます。

真紅は戦いを見守るローゼンに話しかけようとしますが、薔薇水晶によって阻まれます。それを見たジュンは、ローゼンの元へ。
戦いはほぼ真紅VS薔薇水晶、翠星石VS水銀燈の形になり、下から見てるだけだった金糸雀も何とか参戦しようとします。そこで背負ってきたリュックからバイオリンを…って、

他はお菓子ばっかりか、ローゼンメイデン一の策士よ。

「行くかしら、野薔薇のプレリュード！」

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全然効いてねぇ。
第二章「項垂れ兵士のマーチ」も、水銀燈に「耳障り」呼ばわりされる始末。そうか、やっぱりカナは弱かったのか。てゆーか最弱か。戦い合えと言いながら、このデフォルトスペックの差はあまりに酷すぎると思うんだが。
翠星石は水銀燈に襲われる金糸雀を助け、逃がします。そんな翠星石を挑発する水銀燈。蒼星石の鋏まで出して、翠星石を怒らせます。

戦いが熾烈を極める中、ローゼンの元に辿り着くジュン。真紅達の想いを伝えようとしますが、安楽椅子に座り戦いを眺めるローゼンの無反応さに戸惑うジュン。

隠れて戦いを見ていた金糸雀を、薔薇水晶が急襲。慌てる金糸雀。
「ぅわ〜、バ…バラ…バラバラかしらぁ…(涙)」
あだ名「バラバラ」来たこれ。

真紅は水銀燈で手一杯なので、翠星石が金糸雀をフィールドの外へ連れて行こうとします。金糸雀は本当に邪魔なだけの足手まといになってます。

金糸雀「に、逃げるって…カナはまだ戦え…」
翠星石「ピーピー泣いてたくせにつべこべ言うなです！」
金糸雀「うぅ〜。」
翠星石「もう、ローザミスティカが目の前で奪われるのは…ごめんなのです。」
金糸雀「翠星石…」

金糸雀を逃がそうとしたにも関わらず、翠星石のピンチに戻ってきてしまう金糸雀。そしてまたもや薔薇水晶にやられそうになる金糸雀を庇う翠星石。そして薔薇水晶の攻撃を直撃した翠星石の胸から、ローザミスティカが…

( ﾟДﾟ)

(;ﾟДﾟ) す…

(((;ﾟДﾟ)) 翠星石？

。・ﾟ・(つД｀)・ﾟ・。翠星石ーーーーーー！！！

ところが、ローザミスティカを奪おうとした薔薇水晶より先に、金糸雀が横から取っちゃいました。いや、「盗った」か？完全に横取り。薔薇水晶が怒るのも仕方ないぞコレは。

これを見ていたジュンはローゼンに食ってかかりますが、ラプラスの魔に抑え付けられます。そんな時、聞いているんだかいないんだか分からなかったローゼンから初めて発せられた言葉は、
「美しい…。静かに燃える、怒りの紅。…真紅。」
これは、要するに全ては真紅のための出来レースだったって事か？ローゼンは真紅をアリスにするためにアリスゲームを始めたと？…なんか、前に一度そんな予想を書いたことがあったような気がするけど、まさか本当にそうなのか？うーむ。

翠星石のローザミスティカを吸収してパワーアップした金糸雀は、翠星石のローザミスティカを守るために全力を出します。それによって薔薇水晶の右腕をもぎ取りますが、薔薇水晶も剣を投げてバイオリンを弾き、無防備な金糸雀の前へ。翠星石は絶対守る、自分にだってできると必死で叫ぶ金糸雀の気力も虚しく、薔薇水晶の剣は金糸雀に突き刺さります。