交響詩篇エウレカセブン #49「シャウト・トゥ・ザ・トップ！」#50「星に願いを」[最終回]
#49「シャウト・トゥ・ザ・トップ！」
指令クラスタ消滅の影響で、デブリが各地に落下し、絶望病の人々が目覚め始めました。ウィルの登場は彼女が目覚めたところだけでした…。
指令クラスタのあった場所へ向かったデューイ。それを追うゲッコーステイト。
板野サーカスを展開した超絶バトルを経て、ホランドはデューイの戦艦を制圧。その間にレントン達はニルバーシュで指令クラスタの代わりになろうとします。一応永続的なものではなくて、一時的に指令クラスタになって別の解決策を模索する、ということらしいですが。
デューイはアゲハ隊とクルーに退艦を命令。ホランドと一対一で勝負します。どうやらデューイは、自分のやってることで地球が壊滅すると分かってたみたいですね。一万年前に他の生命を蹂躙したスカブは、人類の尊厳のために滅ぼさねばならない、たとえそれが人類にも壊滅的打撃を与えるとしても、ということですか。
更に、デューイは自らの身体にコンパクドライヴを埋め込んでおり、自身が死ぬことによって自分と直結したスカブにも致命傷を与える仕掛を用意していました。デューイが自らの頭を撃ち抜くと、アネモネとエウレカの首輪が外れ、二人にダメージが。アネモネは倒れるだけでしたが、エウレカは突如「変身」が進行し、爆発…。
#50「星に願いを」
赤イズモ艦は「スーパーイズモ艦」って言うのかｗ
それと、アゲハ隊の少年達は「民族浄化の落とし子」だったそうで、難民キャンプから拾われたとか。つまり、可哀想な子供達だったと。「こんなに汚い僕たちの身体を、大佐は綺麗だと言ってくれた！」って言葉は、どうにも性的虐待をイメージさせて怖いんですが…。
どうやって助かったのか分からないドミニクとアネモネによって、現状が説明されます。
エウレカとアネモネの首輪はデューイの心肺機能とリンクしており、デューイが死んでどちらかが代理司令クラスタになった場合に、自壊プログラムを送り込む装置だそうです。それによって「件の限界」を強制惹起する計画。
しかし、現在はエウレカが「レントンや子供達と一緒にいたい」という想いから代理司令クラスタになることを拒んでおり、「件の限界」を抑えているという状況のようです。
「つまり」「エウレカはまだ生きている。」
レントンと子供達がコンパクドライヴを通してエウレカに呼びかけつつ、ゲッコー号は再び指令クラスタのあった場所へ。それを見上げるイズモ艦のクルー。
アネモネ「いいなぁ、エウレカは。あんなにいっぱい命を懸けてくれる人がいて。」
ユルゲンス「わがまま言うな。お前にも一人いるだろう。ドミニクという男が。」
ドミニク「か、艦長！」
アネモネ「…そうだよね。私にはドミニクがいるもんね。エウレカの彼より、ずーっと二枚目の。」
ドミニク「…ま、今回ばかりは、ヒーローの座を譲ってやるか。レントン・サーストンに。」
グゥレイトォオ！！
大好きだぜアネモネとドミニク…(*´∀｀)
弾道飛行でエウレカの元に行こうとするゲッコー号の前に、抗体コーラリアン。右舷ブースターが壊れ、武器も足らず、窮地に追い込まれるゲッコーステイト。そんな時、モーリスにアクセルからの手紙を預け、ニルバーシュに乗ろうとするレントン。モーリスはレントンにエウレカの髪留めを渡します。
今までの旅、思い出には、いつもエウレカがいた。自分の隣にはエウレカが必要なんだ、というレントンの言葉に応え、ニルバーシュが起動。
新しい姿になって！
スーパーニルバーシュは、動作連動型による操縦。一瞬で抗体コーラリアンをなぎ払い、エウレカの元へと飛んでいきます。スカブを突破したレントンは、エウレカと再会。
レントン「バイバイなんて言うなよ。一人で行こうとするなよ、エウレカ。」
エウレカ「来てくれた…。ホントに来てくれた！」
レントン「約束しただろ。俺は絶対、君を守るって。君とずっと一緒にいるって。」
エウレカ「だけどあたし、もう戻れない…。」
レントン「君がこの星を守るために、コーラリアンでなくなることを選ぶんだったら…俺も人間であることをやめる。俺は、君と出会えたこの星が大事だし、この星に生きるみんなも大切だ。でも、俺はそのために、君を失いたくない。」
髪留めを付ける
レントン「似合ってるよ。」
エウレカ「レントン…。」
レントン「一つになろう、エウレカ。君を、独りぼっちになんかさせないよ！」
エウレカ「うん。レントンと一緒なら、耐えられる…！」
スカブが崩れ去り、中から出てきたスーパーニルバーシュは、両目を開眼。そしてニルバーシュの中からレントンとエウレカが排出されます。そして二人に、ニルバーシュが語りかけます。
ニルバーシュ「ありがとう。あなた達の想いは、全て私のコンパクに刻まれた。これでやっと悟りを開くことができる。生きなさい、この星で。共に生きて、この星に生きる全てのものに道を指し示しなさい。希望という名の光を持って。全ての存在が、この地にはとどまれない。半分は私達と共に行くわ。だけどレントン、エウレカ。もしこの星において、より良き進化を遂げて、二つが一つになれたなら、私達は、再びあなた達の前に現れる。その日が来るのを、信じているわ。」
そして光が地球を覆っていきます。
エウレカ「ありがとう、ニルバーシュ。」
レントン「ありがとう、みんな。」
エウレカ「レントン、帰ろう。」
レントン「うん。俺達の星に。」
人類はこの宇宙で、コーラリアンは別の宇宙で、スカブコーラルと人間との共生を模索する。それがセカンド・サマー・オブ・ラブ。進化の道筋は、一つである必要はない。そう語るゴンジイ。
こいつ、コーラリアンだったのか…。
一年後、モーリス達はアクセルに引き取られていました。
月に刻まれたレントンとエウレカの名前を見ながら、二人の帰りを待つアクセルと子供達、ドミニクとアネモネ。
そして、森の中に輝く光。
オシマイ。
総評
一年通すと面白かったな、やっぱ。よく分からない部分はあったけど。
てか、「エウレカセブン」の「セブン」の意味が分かんないんだけど。
以下、最終回にあたっての考察。
要するに、スカブコーラルは融合した人間達を引き連れて、別宇宙へ行ったということでしょうか。いつの日か二つの生命が共生できる日に帰ってくる、ということで。
前回の予想で「エウレカが指令クラスタの代わりになる」って書いてみたけど、半分当たりで半分外れた感じですね。エウレカは一旦指令クラスタの代わりにはなったけど、レントン達と別れたくないという想いからそれを拒んだわけです。
エウレカが指令クラスタとならなければ、いずれ件の限界を迎える。しかし、デューイの罠によって、エウレカが完全に指令クラスタとなってしまっても自壊プログラムが作動し件の限界を迎える。そして、拒絶を続けるエウレカからの信号は徐々に弱まってきている。
ということは、この時点ではエウレカを助けようと助けまいと結局は星が消えるわけです。だからこそホランドも、エウレカの所に行ったらどうすればいいのか、という問いに「分からない」と答えたんですね。
レントンは、何をしようとしていたのか？「人間をやめる」「一つになろう」というのは、自分もエウレカと一緒に指令クラスタになる、という意思表示だったんでしょうか。それで自壊プログラムを抑えられるのかは全く分かりませんが。あるいは、星の運命なんかよりとにかく二人でいたいだけだったのか。
いずれにしろ、最終的な解決は別の手段。
二人の想いをコンパクに刻み続けたニルバーシュは、真の悟りを開きます。アミタドライヴのサトリプログラムによってセブンスウェルを発動。セカンド・サマー・オブ・ラブを引き起こします。このセカンド・サマー・オブ・ラブは、デューイの考えていたような災害ではなく、スカブコーラルが別宇宙へと旅立つ現象でした。ただし、人類の半分はスカブコーラルと融合して共に旅立つことになります。
人類とスカブコーラル、それぞれが別々の宇宙で共生を模索し、より良き進化を目指していく…。
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で、いいのかなぁ？
んー、昔の設定とか忘れてるし、どうかなー。
